銀座ナンバー1「筆談ホステス」斉藤里恵さん独占取材(1)
他に行く所がなかった
水商売の世界に入るきっかけは18歳の時。故郷の青森県で、高校中退後に職を探すのは容易ではなかった。元々、洋服店でアルバイトをした経験もあることから接客業が好きで、就職先にエステサロンを選んだ。しかし、そこでは客にどんどん高いコースを契約させてローンを支払い続けるというシステムに、里恵さんはすっかり嫌気が差してしまった。「仕事探しをしたところ、耳が不自由ということでなかなか見つからず、あるママさんに『働かない?』と声をかけられて、ほかに仕事もなく選ぶこともできず、思い切ってチャレンジすることになりました」
青森では筆談形式で成功。理由あって店をやめた後に上京。事務の仕事をしたものの、やはり自分に向いているのは接客だと悟った。だが、見ず知らずの、しかも会話ができない自分を雇ってくれるのか? 最初はなかなか働かせてくれる所はなかった。しかし、助けてくれたのが青森時代のお客さん。掛け合ってくれて銀座の夜の街で働き口を得た。
「自分であんまり、No.1など自覚はありませんが、多分、負けず嫌いな性格からだと思います」とシャニムに働いた。それと同時に「日ごろから真心を持って感謝の気持ちを忘れず接しています」という事をいつも気に留めてきた。
お礼のメール、手紙、プレゼント、お中元、お歳暮。ゴルフ、同伴、アフターなど全てをマメに、そして心を込めて行う。それができなければNo.1は無理だ。銀座で働き始めて2年。里恵さんの月収は今では、不景気と言えども100万円を超える。

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