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米大物投資家2人が「10年戦争」に幕 和解の抱擁

 米テレビ史上でも例を見ないほどの罵詈雑言を浴びせ合った、超大物ヘッジファンドマネージャー同士の舌戦から1年半。両者が抱擁を交わし和解する場面があった。CNBCとインスティテューショナルインベスターが開催した「アルファ・カンファレンス」で実現した。

 カール・アイカーン、ビル・アックマンという2大アクティビストは2013年1月25日のCNBC上で、お互いを罵り合い、同局では異例の「ピー」音付きのマスキング処理が施されたほど。キャスターも「ヘイ、カール! ヘイ、カール! ディス、イズ、テレビジョン」と慌ててたしなめるほどひどいものだった。

 直接のきっかけは、ハーバライフ株で互いが、アイカーン氏がロング、アックマン氏がショートと正反対のポジションを取っていたことによる。アイカーン氏が「彼のやっていることはヘッジファンドマネージャーの仕事ではない」と発言すれば、アックマン氏はプレスリリースで「彼は約束を守らない人物だ」とやり返した

 だが、実際に2人には10年にも及ぶ長い因縁の暗闘の過去があったため、ハーバライフでその積年の恨みが爆発した形だ。「約束を守らない」という含みどおり、2人は、ある投資案件でトラブルになったことがあった。

 ちょうど約10年前の2003年3月1日に遡る。アックマン氏の以前のヘッジファンド運用会社「Gotham Partners」で、 ある保有株をアイカーン氏に譲渡する取引で、そのプレミアムとして株主に利益の一部を支払いうことで同意したという。しかし、アイカーン氏は利益を出したが支払いを拒否したそうだ。

 アックマン氏は2012年末からショートを開始。アイカーン、ジョージ・ソロス、ダニエル・ローブの大物各氏が買いで参戦してきたことから株価は上昇し、13年11月には5億ドルの損失を出したことを明らかにしていた。

 アイカーン氏は一時は16%超まで株式を保有したが、現在はかなり売却している。利益が十分に出たから、もう喧嘩をしてもしょうがないということか。この日はアックマン氏の「わたしはカールに多大な尊敬を抱いている」という言葉に対して、「わたしもビルに対してはそうだよ。アプローチが違っただけだ」と返していた。

 また、アイカーン氏はトークでは、キャスターから、アクティビストとして短期で稼ぐことに対してインサイダーではないかという評価もある、と問われて「ほとんどは長期の投資を行っている。10年、15年とね。ディナーをともにしたり、良好な関係を保っている」とした。

 ただ「(役職を)降りたほうがいいトップもいる。そのほうが会社、投資家双方にとって良いことだから」と、アクティビストらしい意見でまとめた。

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