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富を蓄積する欧州ファミリー企業長者番付

ロシュ、ポルシェ、ZARA、ロレアル

 1位のロシュはスイスのバーゼルに本社を置くヘルスケア企業。設立は産業革命時の1896年に遡り、創業者はフリッツ・ラ・ロシュ。第1次世界大戦後はビタミン事業が軌道に乗って危機を脱出し、米国市場にも進出を果たす。現在では、世界最大の時価総額を誇る製薬企業となった。抗不安薬をジアゼパムの開発で利益を得ており、また、インフルエンザ薬のタミフルでも知られる。

 米WSJによると、創業一族のロシュ家とオエリ家の持株会から、マジャ・オエリ氏が抜けたために過半数から持株比率が減少したという。現在のグループは、ベラ・ミハルスキ・ホフマン、マジャ・ホフマン、アンドレ・ホフマン、アンドレアス・オエリ、サビン・ドゥシュマル・オエリ、カトリーヌ・オエリ、ヨルグ・ドゥシュマル、ルカス・ドゥシュマルの各氏と、慈善団体ウォルフから成り立っているという。

 かつては同じバーゼルに本社を置く同業のノバルティスから買収攻勢を受けてきたが、何とか守ってきた歴史もある。製薬業界はM&Aが盛んでもあり常に大きな経営課題でもある。

 3位フォルクスワーゲン、14位ポルシェは、ポルシェ、ピエヒの両創業家が大株主となっている。

 第一世代のフェルディナント・ポルシェから、第二世代のアントン・エルンスト・ポルシェ(フェルディナント長男)、そしてルイーズ・ピエヒ(フェルディナント長女、父のパートナー弁護士ピエヒ氏と結婚)と継承され、現在は第三世代のフェルディナント・ピエヒ(ピエヒ二男)に至っている。


フェルディナント・ポルシェ
フェルディナント・ポルシェ氏(右から2人目)
 一時は時価総額が小さいポルシェが、ランボルギーニ、ブガッティなどを保有するフォルクスワーゲンを抱えるという現象があり、買収の危機に晒されたこともあったので対策を講じた。株式保有比率を調整して、フォルクスワーゲンがポルシェを傘下に置くという形式を取っている。

 ポルシェ家、ピエヒ家がライバルである双方の大株主にいるという点で批判もある。

 また、フェラーリ、マセラティを抱えるのが26位のフィアットのアグネリ家だが、ピエヒ一族とアグネリ一族が合併についての協議は行っていないという正式な発表も行うなど、関心ごとになっている。アグネリ一族は今夏、独誌でフェラーリに注力して自動車産事業かた撤退したいとの意向を持っていると伝えられたこともあった。

 欧州ナンバー1の大富豪の座についている、ZARAブランドのインディテックスは、創業者アマンシア・オルテガ氏から長女のサンドラ氏が資産の約9割を相続したため、ランキング入りした。

 ライバルで世界最大のブランド帝国のLVMHのベルナール・アルノー氏は、すでに長女デルフィン氏が各ブランドのお目付役として活躍しているが、必ずしも親族に後継させるわけではないことも公言しており、自身が会長職に居続けていることもあり、ランキングには出てきていない。

 4位ロレアルのベタンクール家は相続で揺れる。現当主のリリアン・ベタンコート氏はすでに92歳。認知症で資産管理をめぐって、自身の長女と1.7兆円の資産管理を誰が行うかで、法廷で争った。長女のことがよほど嫌いなようで、知人のカメラマンに一部を譲渡していたり、元労働大臣に一部を管理してもらったりしていたことも判明している。スイス、セイシェル諸島などにも資産は散らばっていたそうで、長女は資産流出を防ぎたかったのだろう。

 各ファミリーともに継続は、永遠の課題であることを思い知らされる。だが、永続するファミリーはやはり経営的にも、そうでない企業よりも安定しているようだ。
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