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プライベートジェット経費に怒る投資家

 プライベートジェットの費用や遊興費のようなものまで取る悪徳なヘッジファンドマネージャーまで存在する。投資家やコンサルタントの嘆きを英フィナンシャルタイムズが取り上げている。以前に増して投資家の厳しい目が光るようになっており、年間2%前後の管理報酬の値下げ圧力に晒されている現状を示すものだ。


プライベートジェット
 米最大の公的年金基金であるカルパース(米カリフォルニア州職員退職基金)が、ヘッジファンドへの投資資金約40億ドルをすべて引き揚げることを発表した。公表した理由はパフォーマンスではなく、管理報酬と複雑な投資体系だった。

 ヘッジファンド業界の管理手数料は年間2%前後。さらに運用報酬が成果ベースで20%前後がすでに一般的となっている。ただ、運用者側は常に償還のプレッシャーとも隣り合わせのために、近年では運用よりも手数料を重視するファンドも中にはあるという。

 悪質なところでは、既存のファンドのパフォーマンスが悪くなれば、新たなファンドを立ち上げて管理報酬を取る先を増やすといったものもないわけではない。

 この手数料は投資家にとっては、運用報酬よりも見方は厳しい。

 英ヘッジファンド調査会社プレキンによると、投資家たちの間でここ1年間で改善したものは、運用報酬58%に対して、管理手数料が68%と答えている。高いリターンを叩き出した上での運用報酬であれば良いのだが、毎年のように1.5%~2%と管理手数料を取られるのを、痛手に感じているということになる。

 それに加えて、投資家の57%が管理手数料の減額をヘッジファンドに対して要求し、交渉の末に実に81%が成功したそうだ。

 ちなみに運用報酬が高いファンドの方がリターンも良いという前記の調査で結果も同時に出ている。

 例えば、ルネサンステクノロジーズのメダリオンファンド(出資者はほとんどが従業員か、元従業員)は、管理手数料5%、運用報酬40%という途方もなく高い費用だが、リターンは平均で年利40%という驚異的なものだった。

 やはり、運用による成功報酬重視の方向に立ち返るべきだろう。


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