銀座ナンバー1「筆談ホステス」斉藤里恵さん独占取材(2)
「怪しい男」の正体は?
仕事の付き合いの二次会風。そんな数人のグループが、里恵さんの青森時代の店を訪れていた。その中の一人に混じっていた坊主頭でパリッとスーツを着こなしていた男性がいた。「きっとこの方は、昔、何か悪いことをしていたんだろう」と何やら、奇妙な感覚を感じたという。里恵さんは、この男性と普通に筆談で接客をした。それでも気になって調べたところ、実はこの男性の正体、スワンベーカリーの海津歩社長だった。
同社を設立したのは、ヤマトホールディングスの会長だった故小倉昌男氏。作業所などで働く全国の障害者の月給が平均1万円以下で自立には程遠い現状に異議を唱え、採算を取ることによって自立することを目指したのがSベーカリーだ。その世界に一石を投じて、今や一目置かれる存在になっている。
里恵さんはさっそく、海津社長に連絡を取り、店舗を見学した。
「もともと障害者と健常者が一緒になって働いている会社やお店をもちたいと密かに思っていたら、ホントにあるんだなぁと」

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