マクドナルドの5兆円の不動産をREITに、大物ヘッジファンドが提言

REITへのスピンオフという話は、以前にも著名ヘッジファンドマネージャーのビル・アックマン(株主ではない)が述べたことはあった。フランチャイズビジネスとして保有不動産を貸し出して、売上をシェアすることで、本部が利益を得る仕組みとなっている。マクドナルドの保有資産は次のようになっている。
◆マクドナルド保有不動産(13年末)
保有土地 58億ドル
保有建物 147億ドル
賃貸建物 138億ドル
保有施設 53億ドル
その他 5億ドル
合計は約403億ドルで、負債分を除いた純資産は約257億ドル(約3兆円)となっている。
2014年通期決算では売上高は12年ぶりのマイナスとなり、トップも交代に。偽装鶏肉、消費者がより健康志向に変化していることや、労働争議など様々な問題があり、先行きに光は見えていない。
ロビンスのグレンビュー・キャピタルは2013年に運用益でヘッジファンド業界1位となった。また、マクドナルド株式の保有はSEC(米証券取引委員会)のファイル上では記載がなかった。
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