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大荒れ報酬50%減、ヘッジファンド報酬ランキング

養育費で報酬の3割は取られる?

 グリフィン氏は90年にハーバード大を卒業、わずか460万ドルの運用資金で、ウエリントンフィナンシャルグループという名称でスタート。後に現在のシタデルに社名変更している。

 そのハーバードの学生時代にクオンツトレードの先駆者であるエドワード・ソープ氏に師事して、20歳で、転換社債アービトラージ手法のファンド運用を始めた。その際の資金は26万ドルで、祖母や親類、友人たちから集めたそうだ。学生寮の部屋にトレードルームを設置するなどして、従業の合間を見てはトレードに励み、卒業時にはすでに富裕層になっていた。

 同社は、人間の領域を超えた1000分の1秒単位で取引を繰り返し行ってサヤを取っていく、ハイフリークエンシートレーディング(HFT)と呼ばれる超高速取引を得意とする。30代にしてすでに業界では有名人となり、フォーブスの長者番付にも登場するなど将来を嘱望される存在となっていた。

 現在では個人資産も55億ドル以上を保有し、成功者らしく母校ハーバードにも1億5000万ドルを寄付し、同大の個人寄付金額としては歴代でも上位に入る。

 ただ、プライベートがズタズタなだけに、運用成績の良さが逆に目立つ。

 同じくヘッジファンドマネージャーの夫人との離婚訴訟ばかりが注目されている。離婚騒動は、夫人は昨年夏の休暇に子供3人を連れて出たままで、グリフィン氏に離婚の書類を送り付けたところから始まった。

 現在は係争中だが、2人の間には婚前契約が締結されているものの、夫人は月の生活費と養育費で100万ドル以上を要求するなど泥沼化している。居住地の米イリノイ州では、親の報酬に応じて養育費は目安が決められており、子供3人の場合は収入総額の32%となる。そうなると、この13億ドルの報酬のうち3600万ドルは養育費となる。

 夫人と戦いながらの運用は今後も続くが、よほどタフな投資メンタルの持ち主であることが意図せず証明されたことになる。
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