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ヘッジファンドマネジャー列伝 完全版

 資産運用の方法として、最近は日本にも門戸の開かれてきたヘッジファンド。
 ヘッジファンドの特徴の1つに、「ヘッジファンドマネジャー」と呼ばれる運用の担当者に大きな権限があることが挙げられる。
「ヘッジファンドは、ヘッジファンドマネジャー次第」と言っても過言ではないくらい、その力は絶大だ。


レイ・ダリオ/Getty Images
 扱う額も、また運用に成功した際に受け取る額も、とてつもなく大きい。2015年のトップのヘッジファンドマネジャーは1人で17億ドルを手にしたが、過去には1年でこの2倍以上の報酬を受け取っている人もいる。

 高い報酬を受け取るだけのリターンを投資家にもたらしているわけであり、そこまで巨額のお金を扱えるトップのヘッジファンドマネジャーは、本当の天才とも言える人々だ。

 また、ヘッジファンドマネジャーは一流大学で経済やコンピューターに関する勉強をしてきた人がほとんどかと思いきや、哲学者を目指していた人や、法律家として働いていた人もいる。
 様々な出自や、運用に関する考え方の違いが、ヘッジファンドマネジャーの個性となって現れるのだ。

 それらの個性的なヘッジファンドマネジャーの素顔に迫る「ヘッジファンドマネジャー列伝」をお届けしたい。

 目次
●はじめに
【ヘッジファンドマネジャー列伝1】年率62%、伊藤忠にケンカを売る空売りヘッジファンド、チェイノス
・年率62%、60億ドルを操る男
・異色の「空売り専門ヘッジファンド」
・空売りは悪なのか?
・中国の不動産バブル崩壊をいち早く予言

【ヘッジファンドマネジャー列伝2】世界一の報酬17億ドル、資産75億ドル、慰謝料もケタ外れのグリフィン
・資産家としても有名
・他のマネジャーたちより突出して若い存在
・ヘッジファンドではない?
・過去には激しい離婚闘争も

【ヘッジファンドマネジャー列伝3】リターン57%、報酬5億ドル、新進気鋭のヘッジファンド、ツーシグマ
・ノーベル財団も投資を増額
・“人の心がわかるコンピューター”の開発
・「すべてはつながっている」

【ヘッジファンドマネジャー列伝4】報酬1位、リターン最大160%の天才ヘッジファンドマネジャー、シモンズ
・数々の受賞経験のある数学者
・経済学者のいない運用チーム

【ヘッジファンドマネジャー列伝5】ジョージ・ソロスが2億3000万ドル儲けた「プラザ合意」
・戦争に翻弄、低賃金の仕事も。投資のバックグラウンドは「哲学」
・プラザ合意をつかんだ「ソロスの日記」

【ヘッジファンドマネジャー列伝6】一晩で10億ドル儲けたジョージ・ソロスの「ブラックウェンズデー」
・きっかけは1990年の東西ドイツ統一
・一晩で10億ドルの儲け
・ソロスは悪役? ヒーロー?

【ヘッジファンドマネジャー列伝7】15兆円、世界最大のヘッジファンドを率いるレイ・ダリオ
・リーマン・ショックを乗り切った「相関性をなくす」
・通貨への強い関心
・「原理」の徹底、追求

【ヘッジファンドマネジャー列伝8】年俸4000億、リターン149% 豪快運用のデビッド・テッパー
・すべては、勝つため
・テッパーの真骨頂、プラス149%のトレード
・稼ぎすぎた男の変化

【ヘッジファンドマネジャー列伝9】サブプライムで600%150億ドル儲けたポールソン
・元FRBのグリーンスパンも盟友
・ほかの投資家が引くところでしかける
・サブプライム問題で大儲け

【ヘッジファンドマネジャー列伝10】創業200年、マン・グループ会長は香港人のティム・ウォン
・率いるのは天才エンジニア
・ルーレットに賭けず、ルーレットを持つ

【ヘッジファンドマネジャー列伝11】見た目はロックスターのカリスマファンドマネジャー、ピエール・ラグランジュ
・「ほかの人が見落とした投資を見つける」
・正反対なようで同じ2つの会社?

【ヘッジファンドマネジャー列伝12】ゴールドマンサックス24年勤務の“投資家”ファンドマネジャー、レオン・クーパーマン
・組織人として大成功
・「投資家の利益」にとことんこだわる
・気になる判決の行方

【ヘッジファンドマネジャー列伝13】トレンドは読まない、トレンドをつくるポール・シンガー
・「法律バカ」でない常識人
・「影響される」ことを嫌う

【ヘッジファンドマネジャー列伝14】破産企業に投資が低リスク? マーク・ラスリー
・元弁護士の兄妹で「非効率なマーケット」に挑む
・大切なのはコンプライアンス
・ディストレスのほうが安心?

【ヘッジファンドマネジャー列伝15】松坂大輔に120億払った名物オーナー ジョン・ヘンリー
・投資の勝率は4割?
・打ちごろの球を、いつまでも待つ
・近年はスポーツチームのオーナーとして有名に

【ヘッジファンドマネジャー列伝16】敵も味方もたくさんの「モノ言う投資家」ウィリアム・A・アックマン①
・深く首を突っ込むゆえに、出る杭は打たれる
・アックマンをつくってきたもの

【ヘッジファンドマネジャー列伝17】敵も味方もたくさんの「モノ言う投資家」ウィリアム・A・アックマン②
・空売り、公表でひと儲け、そして転落
・復活&ファストフードチェーンでの勝利

【ヘッジファンドマネジャー列伝18】ソニーほか日本株に手を出した「モノ言う投資家」ダニエル・ローブ
・常に自信満々
・日本株にも深い興味
・「投資家の信頼を絶対に裏切らない」

【ヘッジファンドマネジャー列伝19】かつて2.2兆円を動かした伝説のヘッジファンドマネジャー、ジュリアン・ロバートソン
・48歳でのファンド設立
・転落、そしてファンド解散

【ヘッジファンドマネジャー列伝20】アップル、アマゾン、フェイスブック……世界を動かすロバートソンの弟子たち
・ITで勝ち進む「タイガー」
・さらなる子虎

【ヘッジファンドマネジャー列伝21】リーマンショックの原因? ドイツ銀行出身のワインシュタイン
・CDSとは何か?
・信用デリバティブの草分け
・ワインシュタインと金融危機
・デリバティブ、特にCDSは欧州金融危機の原因をつくったのか?

【ヘッジファンドマネジャー列伝22】有罪判決で苦境の大御所、ダニエル・オク
・子会社が贈賄で有罪判決
・創業者は報酬ランキング入りの巨大ファンド

【ヘッジファンドマネジャー列伝23】孤高の存在を貫くアービトラージの大御所、スターク・インベストメンツ
・遠くに本社を構える理由は?
・安定のために不安定に目をつける

【ヘッジファンドマネジャー列伝24】長年勝ち抜いている「普通の男」マーク・キングドン
・キングドンのシンプルなルール
・動かないことも大事な戦略

【ヘッジファンドマネジャー列伝25】リスク管理の鬼、ブルース・コフナー
・「自分の考え」には固執しない
・リスクにこだわるようになったきっかけ

【ヘッジファンドマネジャー列伝26】自由で不自由!? ドナルド・サズマンのつくった不思議な会社
・マネジャーがバラバラなら投資も自然にバラバラになる
・力を分散する意味

ヘッジファンドのすべて 解説~運用成績20%超高利回り商品の購入方法まで

●参考文献、資料
・『40兆円の男たち』マニート・アフジャ著、長尾慎太郎監修、スペンサー倫亜訳、パンローリング
・『世界経済の三賢人』チャールズ・R・モリス著、有賀裕子訳、日本経済新聞出版社
・『ヘッジファンド』セバスチャン・マラビー著、三木俊哉訳、楽工社
・『ヘッジファンドⅡ』セバスチャン・マラビー著、三木俊哉訳、楽工社
・『ヘッジファンドの魔術師』ルイ・ペルス著、長尾慎太郎監修、岡村桂訳、パンローリング
「松坂に120億円を払えたのはなぜ?(上)」日経ビジネスオンライン
「松坂に120億円を払えたのはなぜ?(下)」日経ビジネスオンライン
ポンド危機:中央銀行がヘッジファンドに敗れポンドが暴落した「ブラックウェンズデー」ダイヤモンドZAi

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