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猫背は万病の元!

 不健康の象徴のように言われる猫背。
「猫背は万病の元!」と力を込めて言うのは、脳神経外科医の工藤千秋氏だ。猫背にどのような問題があるかや、姿勢をよくするためにはどうしたらよいかを、教えていただいた。


Getty Images
 猫背のいちばんの問題は、血流を悪くすることだという。
「人間の体には、たくさんの血管が張り巡らされ、その中を血液が流れています。血液が身体中に酸素を運ぶことで、体の中の臓器がそれぞれの働きをすることができます。
 酸素が運ばれることで、私たちは生命としての活動を行えるのです。

 猫背がよくないのは、大きく2つの問題があります。1つは猫背の姿勢が肺を圧迫していることです。
 人は猫背になっているとき、胸の部分が縮こまっています。胸にある肺に外から力がかかり、圧迫された状態になっています。
 肺は空気中の酸素を体内に取り込む機能を持つ、大事な臓器です。圧迫された状態では、肺はたくさんの空気を吸うことができません。そうなるとそもそもの酸素の量が少ないですから、体内に行き渡る血液の量が減ってしまいます。

 もう1つの問題は、悪い姿勢は血管を圧迫し、その流れを悪くしてしまうことです。
 水道につなぐゴムのホースをイメージするとわかりやすいでしょう。血管もホースと同じで、その中を血液という水が流れています。
 そのホースを、指で押したり足で踏んだりしたらどうなるでしょうか。水の流れが悪くなってしまうでしょう。
 血管も同じです。姿勢が悪いと、その部分の血管に力がかかり、多くの血液が流れるのを妨げます。
 猫背は、体に入る酸素の量を少なくし、さらにその酸素が血液を通じて身体中に運ばれるのも邪魔してしまうのです。

 体の中に酸素が行き渡らなくなるとどうなるか、人間の体内にある臓器は、それぞれの役割を持っており、それらが正常に働くことで、私たちの健康は維持され、様々な活動を可能にしています。

 例えば肝臓には体の中に入った老廃物や有害物質を分解し、無害化するという役割があります。
 肝臓に十分な酸素が行き渡らず、その働きが悪くなるとどうなるでしょうか。有害物質は分解されることなく、体内にいつまでも残り、悪影響を与え続けることになります。

 また、脳からの指令を体の各部に伝える神経も、酸素不足の状態が続けば老化してしまいます。

 物理的なことだけでなく、精神的な影響もあります。うつ病などの心の病は、脳に行き渡る酸素が不足することが原因で引き起こされることがよくあるのです。

 憂鬱な気分のときを想像してみてください。そのときの姿勢はどうでしょうか。ピンと真っすぐ、という人はいないでしょう。落ち込んでいるとき、人は自然と前かがみ、猫背の姿勢になっていきます。そうして肺と血管が圧迫されて酸素が不足し、脳の働きが低下してますます落ち込み……と悪循環になっていくのです。
『猫背になったのは、憂鬱な気分になるようなことがあったからでは?』と思われるかもしれません。その通りですが、人間は脳の機能が低下すると鬱な気分になりやすいこともわかっています。
 心と体は車の両輪、両方がよい状態になることで人は健康と言えるのです」

すぐできる猫背改善トレーニング

「猫背を良くするためにはどうしたらいいか、意識していただきたいのは『あごを引く』ことです。あごを引くだけで、自然と頭の位置は後ろに下がります。
 猫背になると頭が前に出ます。6〜7kgある頭が前に出ることで首やその周りの血管を圧迫し、血液の流れを悪くしています。
 頭の位置が後ろ、背骨の上に収まることで、圧迫が取り除かれ、血液の流れがスムーズになります。
 さらに、頭が下がるとともに肩が広がり、胸が前に出て、肺が広がります。肺は多くの空気を取り込むことができるようになるのです。

 あごが引かれた状態であれば、多少背中は丸まっていても問題ありません。人間は集中すると自然と前のめりの体勢になります。そのときもあごが引かれていれば、脳の機能も活発な、一番いい状態にできるのです。

 あごを引いたならば、次は『正しい姿勢』を意識するようにしましょう。
 やり方は以下です。


©一番町クリエイティブ
右の図のように
①壁を背にしてまっすぐ立つ。頭や背中が壁から離れていたら、基本の姿勢が猫背になっているということ

②かかと・お尻・背中・後頭部の4点を壁につける。こうすると、自然にあごを引いた正しい姿勢になる

 高齢の方は急に伸びをすると立ちくらみを起こすおそれもあるので、安全な場所でつかまりながら行うか、座った状態でするとよい。その際はお尻と背中を壁や背もたれにしっかりつける




©一番町クリエイティブ
③胸を出すようにして、背中と肩を壁にぐっと押し付けて20秒数える。呼吸は自然にする。これを3回繰り返す。
 ※壁には下から(かかと→お尻→背中→後頭部)順につけるのがコツ。もし頭がつかないようであれば、かなり猫背が進んでいるので、壁に頭をつける練習から始めるのがいい。
 この運動を、できれば1日に1回程度行います。
 なお、大切なのは『無理なく』行うことです。一生懸命やったけれども大変で三日坊主では、意味がありません。
続かないのは、無理があるからです。無理をして続かないよりも、無理なく続けられること、その方がはるかに大切ですから、『最近姿勢が悪くなっているな』と思ったら行うくらいのつもりで、やってみてください。

 姿勢がピンと立っていて元気のない人はいません。落ち込んで姿勢が悪くなると血液の流れが悪くなり、さらに落ち込んでしまうのと同じように、姿勢がよく、背筋がピンと張っていると、気分もよくなり、元気が出てきます。
 さらに、姿勢がよければ『神経の通り道』も確保されます。実は、姿勢が悪くてこの「神経の通り道」が歪んでしまうことでも、様々な不調が引き起こされます。
『猫背は万病の元』とお伝えしたのと逆で『正しい姿勢は健康の元』なのです」

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 工藤千秋(くどう・ちあき)

 脳神経外科医。1958年長野県出身。くどうちあき脳神経外科クリニック院長。
「脳と心の正体を突き止めたい」との思いから脳神経外科医を志し、鹿児島市立病院救命救急センター、労働福祉事業団東京労災病院脳神経外科、イギリスのバーミンガム大学脳神経センターなどで脳神経外科を学ぶ。イギリス留学時代には、「不治の病」とされていた「パーキンソン病」の外科的治療の道を切り開くために、師であるE.R.ヒッチコック教授と奔走する日々を送った。

 2001年に「くどうちあき脳神経外科クリニック」を開院。以来、脳疾患はもちろん、認知症やパーキンソン病、頭痛などの治療に情熱を傾け、あらゆる不調を訴える患者が毎日通う。本書の「顔もみ」「姿勢正し」などを通じて、これまでに多くの人の神経を若返らせ、「体が軽くなった」「痛みが消えた」などの声が多数寄せられている。これまで、延べ39万人以上の患者の治療にあたってきた。

 著書に『脳神経外科医が教える病気にならない神経クリーニング』(サンマーク出版)、『サプリが命を躍動させるとき あきらめない!その頭痛とかくれ貧血』(文芸社)がある。

くどうちあき脳神経外科クリニック
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