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2017年長者番付 完全版

 フォーブスが発表した2017年の世界億万長者番付。
 トップは相変わらず強いビル・ゲイツ氏で、その資産は860億ドル。4年連続で1位となった。

 今年は全世界で億万長者の数が13%も増加した記録的な年であり、その数は昨年の1810人から233人増えて2043人、フォーブスがランキングの発表を始めて以来初の2000人超えであるとしている。

 資産総額も18%増加して7兆6700億円となり、フォーブスが世界的に億万長者の記録を始めて31年間で最も大きな金額だ。
 ランキング結果や、そこから読みとれることをまとめてみた。

目次

長者番付 1~20位
日本人トップ10
ヘッジファンドマネジャートップ10位
ナイキ、マイクロソフト、グッチ……20~100位
強い創業者、創業家
●100~200位
●200~300位
●300~500位

長者番付 1~20位


 まずは、上位20人のランキングは以下だ。

1 ビル・ゲイツ       860億ドル
2 ウォーレン・バフェット 756億ドル
3 ジェフ・ベゾス      728億ドル
4 アマンシア・オルテガ 713億ドル
5 マーク・ザッカーバーグ 560億ドル
6 カルロス・スリムヘル 545億ドル
7 ラリー・エリソン     522億ドル
8 チャールズ・コーク  483億ドル
9 デビッド・コーク     483億ドル
10 マイケル・ブルームバーグ 475億ドル

11 ベルナール・アルノー 415億ドル
12 ラリー・ペイジ      407億ドル
13 セルゲイ・ブリン     398億ドル
14 リリアン・ベタンクール 395億ドル
15 ロブソン・ウォルトン   341億ドル
16 ジム・ウォルトン     340億ドル
17 アリス・ウォルトン    338億ドル
18 王健林          313億ドル
19 李嘉成          312億ドル
20 シェルドン・アデルソン 304億ドル

 1位のビル・ゲイツ氏は4年連続で1位のほか、過去23年間で18回トップの座に就き、資産総額も昨年の750億ドルから100億ドル以上増加している。


ビル・ゲイツ氏/Getty Images
 資産の増額が著しいのがアマゾンのジェフ・ベゾス氏で、276億ドル増加し、初のトップ3入りを果たした。

 2位のウォーレン・バフェット氏はトランプ大統領の選出により相場で勝って大きく資産を増やし、前年の3位より1つ順位を上げた。

 フェイスブックの創業者、マーク・ザッカーバーグ氏は初のトップ5入り。上位の常連、カルロス・スリムヘル氏は初めて5位よりも下に順位を下げた。スリムヘル氏も前年より45億ドル資産を増やしているにも関わらず、新興ビリオネアの伸びにはかなわなかった。

 ニューフェイスの億万長者は195人となり、中国が最多で76人。2番目がアメリカで25人となっている。
 アメリカのヘッジファンド、AQRキャピタル・マネジメントの共同創業者クリフ・アスネス氏と彼の2人のパートナー、オンライン決済サービスストライプの共同創業者ジョン・コリソン氏とパトリック・コリソン氏などがランク入り。ジョン・コリソン氏は26歳、同じく若き億万長者であるスナップチャットのCEO、エヴァン・スピーゲル氏より2カ月若い。


孫正義氏/Getty Images
 女性の新たな億万長者は15人で、中国が多いが、この度初めてベトナム人女性がランキング入りした。

 億万長者の数はアメリカが最多で、昨年の540人から565人に増加した。
 中国が319人で2位で、3位は114人のドイツとなっている。

 日本人でランキング入りのトップは34位の孫正義氏で、212億ドル。60位に柳井正氏(159億ドル)が入り、100位入りはその2人だけだ。

日本人トップ10


 日本人のトップ10は以下だ。


フォーブスの発表をもとに、ゆかしメディア編集部が作成


ヘッジファンドマネジャートップ10位


 著名ヘッジファンドマネジャーの資産額はどのくらいで、何位くらいにランク入りしているか見てみよう。

 上位にランクインしたヘッジファンドマネジャー10人のランキングは以下だ。


フォーブスの発表をもとに、ゆかしメディア編集部が作成
 
 トップはジョージ・ソロス氏となる。日本円にして約2.79兆円だ。引退するも現役復帰し、イギリスのEU離脱に伴う市場の動きを見事に当てた一方で、アメリカのトランプ大統領誕生に伴う相場では読みが外れ、10億ドルの損失を被るなどしている。


ジョージ・ソロス氏/Getty Images
 そのほかにもヘッジファンド界のトップレベルの人たちがランキング入りしている。ヘッジファンドマネジャーはその報酬の高さに注目が集まるが、長年トップを走り続けているマネジャーたちは資産額も大きくなっている形だ。

 この下の順位では、ツーシグマの経営者、ジェフ・オーバーデック氏とデビッド・シーゲル氏がそれぞれ48億ドルで339位、スタンリー・ドラッケンミラー氏(348位、47億ドル)といった実力派ヘッジファンドマネジャーが300位台に名前を連ねているほか、474位にはかつてタイガー・ファンドを率い、後身に多大な影響を与えた伝説のヘッジファンドマネジャー、ジュリアン・ロバートソン氏(38億ドル)の名前もある。

 500位台はおらず、603位にダニエル・オク氏(32億ドル)、ロバートソン氏のタイガー・ファンド出身でバイキング・グローバル・インベスターズの創業者であるCEOのアンドレア・ハルボーセン氏が630位(31億ドル)、今年から長者番付入りのクリフ・アスネス氏(30億ドル、660位)、ヘッジファンド界の大御所レオン・クーパーマン氏、ケンタウロス・アドバイザーズの創業者、ジョン・アーノルド氏(30億ドル、660位)と続く。

 2016年はヘッジファンドが運用で苦戦、解約も相次いでいると再三報じられてきたが、上位にランキング入りしているヘッジファンドマネジャーの多くは資産額を増やしており、全体的に世界の億万長者がその数、資産額を増やしている昨今の全体の風潮に違わぬ動きだと言えるだろう。

ナイキ、マイクロソフト、グッチ……20~100位


20位以降はどんな人がいるのか、ランキングを詳しく見てみよう。
「この国では知らない人はいない商品を作っている会社の社長」「この国では一番のお金持ち」といった人は多いが、ほとんどが日本人はなじみのない人物だ。日本人にもなじみのある人物をピックアップし、解説する。

 あの有名企業の創業者、経営者はこのくらい資産があるのか、といったことがランキングからわかってくる。
 20位からまずは100位までを分析した。孫正義氏、柳井正氏の日本人2人もこの順位内に入る。


柳井正氏/Getty Images
 なお、アメリカのトランプ大統領の資産額は35億ドルで544位だ。
 昨年10月発表時の37億ドルに比べて2億ドルしか減っていないにもかかわらず、順位を336位から大きく下げたのは、それだけ富を増加させた人が増えたことを意味する。

 仮に本調査時のトランプ氏の資産が37億ドルだったとしても、ランキングは500位より下になる。



フォーブスの発表をもとに、ゆかしメディア編集部が作成

強い創業者、創業家


 世界的企業の創業者は、事業の成功により、多くの資産を得ることとなる。上位も、やはり創業者が多かった。

 創業者ではなく継承する形で長者番付に掲載された企業もある。
 レゴ社のケル・キアク・クリスチャンセン氏はレゴ社創業者の孫で、ズザンネ・クラッテン氏はBMW社の経営を親より引き継いだ。
 クラッテン氏はただ引き継いだだけではない。BMW社のほか、製薬会社アルタナの経営にも積極的に参画している。
 彼女は経営学修士(MBA)を取得したエコノミストであり、フォーブスは彼女を「ドイツで最も裕福な女性」だとしている。

 47位のシュテファン・クヴァント氏はクラッテン氏のきょうだいで、同じくBMWの株を引き継いで25.6%を保有、クラッテン氏と合わせ同社株の50%を保有するBMWの大株主となっている。

 40位に入った故スティーブ・ジョブズ氏の夫人、ローレン・パウエル氏は慈善事業に力を入れ、経済的事情から進学の困難な学生の進学のためのプログラムや非営利団体の創設などを行っている。

 95位のハイネケン氏は150年の歴史がある世界的ビールブランド、ハイネケンの創業家の出身で、CEOを務めた父より株式を継承し、23%の株式を保有する。夫と息子もハイネケン社の役員だ。

 先日国王が来日したサウジアラビアの王族でトップにランク入りしたのが、45位のアル=ワリード・ビン・タラール王子だ。サウジアラビア=オイルマネーのイメージが強いが、王族でも特に多くの資産を持つ人物は、投資家として大きな実績をあげている。

 タラール王子は2015年に、全資産を慈善事業に寄付すると、自身が理事長を務める個人の慈善財団「Trustees of the Alwaleed Philanthropies」を通じて発表した。
「境界を越えた人類すべてに対するコミットメントです」とコメントしており、文化理解を促進するコミュニティを開発し、女性の地位向上、青少年の健全育成、災害援助などに振り分ける方針だという。

 具体的な計画や資金配分は今後数年間で事業計画をしっかりと策定し、王子の死後に事業計画に基づいて使われていくという。その資金の管理・監督は理事会が行っていく。

 100位以下にも、著名な人物が多くいる。詳しく見ていこう。

●100~200位




フォーブスの発表をもとに、ゆかしメディア編集部が作成

 日本人の第3位で、滝崎氏が入った。
 1位の孫氏、2位の柳井氏に比べ、滝崎氏は「誰?」と思う方も多いだろう。産業用エレクトロニクスメーカー大手「キーエンス」の創業者で、メディアに登場しない、ほとんど企業の情報を開示しないことからその名前は知られていないが、隠れた高収益企業として投資家の間では有名だ。
 同社はジャストシステムを傘下に収めている。

 注目はやはり182位、シャープを買収した鴻海精密工業氏の郭台銘氏だ。「あの大企業シャープを台湾の企業が買収」というニュースに多くの人が衝撃を受けたが、鴻海の経営者は、このあとに出てくる楽天の三木谷浩史氏よりも多くの資産を持つ大富豪だ。
 買収後、いきなりシャープを黒字化させたという報道もあり、世界長者番付に登場するほどの経営手腕は確かなようだ。  

●200~300位




フォーブスの発表をもとに、ゆかしメディア編集部が作成

 アルマーニ、ラルフ・ローレンといった、ブランドそのものの名前の人物が複数ランキング入りした。
 ほかにも、世界的に使われているテトラパックを発明した人物の孫など、ここでも創業者から資産を引き継いだ名前が目立つ。
 テトラポットの登場により、飲み物の店頭への陳列方法は劇的に変化した。ラウジングの一族は巨万の富を築き、その後も事業を拡大していくも、 1989年にはパキスタンのテロリストによる誘拐事件に巻き込まれたことから、現在はひっそりと暮らしている。

 239位、サムスン電子副会長の李在鎔氏は、ニュースで大きく取り上げられてその名前を知った人も多いだろう。韓国の同社の経営権を継承する一環で朴槿恵政権からの便宜を求め、朴前大統領の友人に賄賂を贈った罪などに問われ、2月に逮捕された。



三木谷氏/Getty Images
 日本人第4位は楽天の三木谷氏。ここ最近は海外への進出と撤退を繰り返しているが、資産総額は日本でまさに5本の指に入る1人だ。

 根強いファンの多いスター・ウォーズシリーズの製作・総指揮を行うジョージ・ルーカス氏は資産額で言うと三木谷氏と同額程度。三木谷氏が多いと考えるべきか、ルーカス氏が意外に少ないと考えるべきか。

●300~500位




フォーブスの発表をもとに、ゆかしメディア編集部が作成

 日本人の第5位、森トラストの森氏が385位に入った。ほかにも日本人は、ユニチャームの高原会長がランキング入りしている。世界的に有名で「高いがよく吸える掃除機」「羽根がないのに涼しい扇風機」などを販売しているダイソンの経営者がここに入った。

 世界的に拡大している「民泊」の最大手、Airbnbの創業者3名もランキング入り。不動産王のアメリカ大統領よりも資産額が多いことが、新興サービスの急成長ぶりを感じさせる。

 これ以降のランキングにも、スターバックスのCEOなど、日本でもなじみのある店や商品の会社が出てくる。
 継承されるくらい長い歴史のあるものも、急成長している新興のサービスもあり、非常に興味深いランキングだ。

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