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人を惹きつける「カリスマ●●」になる方法

「“カリスマ性”というと持って生まれたもの、先天的なもの、というイメージがありますが、考え方、振る舞い方でいくらでも“身につける”ことができます。“カリスマ性は後天的なもの”なのです」
エグゼクティブなビジネスパーソンの「魅力」について研究する池原真佐子氏はそう語る。そこで、「カリスマになる方法」を聞いた。



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「まず“カリスマ性”といっても4つほど種類があるといわれています。どのカリスマを目指すかにより、するべきことも異なるのです。

 1つは“権力・肩書きのカリスマ”独裁者のようなタイプですね。圧倒的な地位や権力が、その立場が、その人にカリスマ性を持たせるのです。

 国を動かす政治家や、事業を興して一代で誰もが知る会社へと大きくした経営者などがこれに当たります。権力に人は圧倒され、存在感や影響力を発揮することができます。
 ただ、権力だけが強くても、冷たそうに見られること、そして敵を作りやすいというデメリットもあります。権力は、人を助けることもできれば、人を傷つけることもあるからです。

 2つ目は“誠実なカリスマ”ダライ・ラマを想像していただくとわかりやすいでしょう。彼はチベット仏教でもっとも力のある人かもしれませんが、そこにあるのは誠実な人柄です。博愛の精神、人柄が、権力者とは違う形で強い魅力を発し、人を惹きこみ、信者を作り、カリスマ性となるのです。

 3つ目が“プレゼンス・集中のカリスマ”です。これは少しわかりにくいですが、逆に言えば誰でも身につけられるものでもあります。
 このあとで詳しく説明します。

 4つ目が“ビジョナリーのカリスマ”強いメッセージ性のある言葉とビジョンを発する人は、カリスマ性を持ちあわせます。

 例えばアップルのスティーブ・ジョブズを思い浮かべてください。彼が発した言葉、製品を通じて描いた未来、ビジョンは、世界中の人々を熱狂させ、惹きつけました。
『そんなこと無理なのではないか?』と思われるようなことでも、実現させてみせるという強いメッセージが、人々の心を強力に吸い寄せます。

『カリスマは後天的なもの』とお伝えしましたが、やはり生まれた、育った環境が作り出す、先天的とも言える部分もあるので、1と2についてはまったく同じ環境になるのは難しいかもしれません。
 そうなると私たちが目指せる、後天的に身につけられるカリスマ性は、3と4になります。

「相手への集中力」がカギ

「まず3について説明します。『プレゼンス・集中』とは何か?
 プレゼンスとは、『今・ココ』にいるという感覚のことです。私がINSEADでリーダーシップの権威の教授の授業を受けているときに、彼は『本物のリーダーであるために、大事なこと』について、こう言いました。『Now and Here』。つまり、『心を常に、`今・ここ`に留めること』ということです。

 ハーバード大学の研究によると、1日で人の心の大半は“さまよっている”そうです。常に『昨日の夫婦喧嘩は……』『そういえば明日の会議の資料は……』などと、無意識に、過去や未来のことに思いを馳せています。今、目の前のことに集中することなく、さまよっている状態です。

 そして、さまようことが多いほど、幸福度は下がるとされています。ビジネスの決断も、誤りがちです。
 

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逆に、『今・ココ』に集中している人は、幸福度が上がり、冷静で的確な判断を下すことができるようになりますこれが、カリスマ性を高めてくれるのです。

 そして、『今・ココ』に集中することは、もう1つの利点をもたらします。それは、誰かと向き合って話をしているときに、その相手に対して集中することは、『あなたは、世界一大事な人です』というメッセージになるのです。

 舞台で観客を魅了する役者さんは、すべての観客に向かって演じているのに、観客1人ひとりは『あの役者は自分に向かって話していた』と感じる、そんな演技ができます。

 自分に向かって話しているときに、ものすごい集中力で、意識がそこにあり、相手は『この人は自分の自尊心を高めてくれる』と無意識に思うものです。そしてその人に好印象を抱きます。人種、文化、民族、時代を問わず、人が望んでいることは『自分を大切にされたい』という思いです。その思いを満たしてあげることが、人の心をつかむ、最大にしてシンプルな方法なのです。

『なんだかよくわからないけれど、あの人には魅力がある』の正体は、この『相手への集中力』だったのです。

『カリスマ性を身につけたい、人についてきてもらいたい』という経営者の方に、私がアドバイスしているのは以下のことです。

1.話しかけられたら“手を止めて”“体の向きを変える”
2.相手の話を最後まで、目を見て聞く


 です。とても簡単なことなのですが、お伝えすると多くの方は『あ~できていない……』とおっしゃいます(笑)。
 皆さんお忙しいこともあり、多くの方が部下などに話しかけられても“ながら”で聞いてしまいます。
 パソコンを打ち“ながら”、スマートフォンをいじり“ながら”、相手の目も見ないで『用件は何? 手短に』と言われたら、相手は委縮してしまいます。

 さらに、相手が話し始めたら『あ~その件ね。もうすでに手は打ってあるから、引き続きよろしく』と一方的に会話を終える。
 そんな態度では、なかなか人はついていきたいと思わないものです。この場合、相手の中に『正しいことを聞けた』という満足感よりも、『自分の話を最後まで聞いてくれなかった』という不満だけが残るのです。

 人の上に立つような人は、何かしら優れたところがあるからその地位にいます。
 その地位についたことで『自分はすごい』まではいいのですが、それが転じて『周りの人間は馬鹿だ』と思うようになってしまうことがよくあります。
 その結果、無意識にあごが上がって見下した姿勢になります。それは相手に瞬時に伝わるものです。また、部下の話も、少し聞けば全容がわかり、解決策も思いつくからこそ、熱心に最後まで聞こうとせず、そして無表情になりがちです。

 先ほどの2つのアドバイスも『そんなこと』と思われるかもしれませんが、できていない方は多いものです。
 その2つを徹底して意識し、実践するだけで、相手の反応も変わります。『この人についていきたい』にもなるものです。

瞑想しよう

 4の“ビジョナリー”について、自分の中に迷いがないことが魅力になりますから、それを取り除くことが大切です。
 とはいえ、完全に悩みや迷いをなくすことはできません。

 海外でも、日本でも、多くの経営者が行っている、心の平静を保つ方法があります。それが“瞑想”です。
 スティーブ・ジョブズは座禅に深く傾倒していました。方法に違いはあっても“瞑想”“禅”“マインドフルネス”といったものは基本は同じです。
 自分と向き合い、迷いを取り除き、悩みごとや感情にとらわれなくし、心の平静を保つ方法です。

 瞑想というと、経験のない方はどうやったらいいかと思われるかもしれませんが、難しいことは何もありません。すぐに実践できる『プチ瞑想レッスン』をお伝えします。
 私が体験した『外部との接触を一切遮断し、10日間自分と向き合う』という世界的に普及しているヴィパッサナーという瞑想法を、誰でもすぐに実践できるようにしたものです。

1.軽く目を閉じて、リラックスできる座り方をします。椅子でも床でも、電車の中でも構いません。
2.鼻の穴に意識を向けます。鼻の穴から空気が出入りすることだけに集中します。空気の温度、強さ、鼻の粘膜の感触などだけを、ただ感じてください。
3.頭の中にいろいろな考えがわいてきてもそれにとらわれず、雲のように、自分の頭の上を邪念がふわふわと浮いて通り過ぎていくイメージをしてください。決して、自分からその雲の中に入ったり、雲をつかんだり、雲を眺めすぎたりして、心を煩わせないでください。
4.1~3までができるようになってきたら、じっとしているときではなく、動いているときに身体の感覚に集中するようにしてみてください。たとえば、歩いているときの足の裏の感覚、顔に当たる風邪、本をめくるときの指の感触などです。

 瞑想は『心の筋トレ』とも呼ばれ、過去でも未来でもない『今、ここ』への集中力を高めるために最も有効な方法です。瞑想に高い効果が認められることから、最近ではグーグル、ナイキ、インテルなどアメリカの企業も研修などに取り入れています。

 最後に、カリスマ性を発揮するための環境も整えましょう。

1.身体的な不快感が出ない場所を選ぶ
『この場所に行くとどうも居心地が悪い』とか『この場所は苦手』というところでは、本来の力すら発揮できないものです。
 そういう場所は避けて『ここならばリラックスできて、100%の力が出せる』というところを選びたいものです。
 大事な打ち合わせや会食も、慣れないところに行くよりも、よく知っていて、顔なじみの店員さんがいるお店のほうが落ちつけて、スムーズにいくかもしれません。

2.ベストコンディションを保つ
 どんなにリラックスできる環境でも、寝不足だったり、体調が悪かったりしたら、あまりよい結果は導き出せないかもしれません。
 前日はしっかり睡眠をとるなど、ベストな力が発揮できるよう、心と体を整えておきましょう。直前のプチ瞑想も効果があります。

3.もしダメでも「自分のせいじゃない、運命のせい」と思うようにする
 自分に対する自信が揺らいでしまうと、カリスマ性は発揮できません。自信なさげなカリスマなど、存在しないからです。

 私たちは『環境のせい、人のせいにしてはいけない』とよく言われてきましたが、実際のところ、完全に自分だけのせいということはほとんどありません。環境が悪かったり、邪魔が入ったり、頼んだ人の出来が悪かったりしてうまくいかないことはよくあります。

『ダメならそれは運命(あるいはお天道様)のせい』と、人智の及ばないもののせいにしたほうが、精神的にも楽になります。もちろん、失敗の原因を冷静になってから分析する必要はありますが、このような思考でいると、不必要に自分を責めすぎることもなく、ポジティブに次に進むことができます。
『自分のせいじゃない』迷いなくそう思い切れるほうが、目の前のことに集中もでき、よい成果を導き出せて、人もついてきます。


池原真佐子氏
『カリスマは後天的な部分も多い』とお伝えしましたが、そこには『その人がカリスマを演じている』部分もきっとたくさんあることでしょう。

『カリスマ○○』を目指すならば、『自分はカリスマ○○なんだ!』と演じる、演じきるつもりでやってみていただきたいと思います」

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池原真佐子(いけはら・まさこ)
 福岡県出身。エグゼクティブコーチ。海外赴任中の夫と0歳の息子をもつ。早稲田大学・大学院(生涯教育専攻)で大人の学習・成長を研究。
 卒業後はPR会社で、女性向けの製品、アート、NGOなどの広報、イベントに関わる。
 その後、国際教育のNPOで異文化教育プログラムの海外教育研修の企画に従事。コンサルティング会社の人材開発部に転じ、国内・海外のコンサルタントの育成、教育体系整備に関わる。
 また、コンサルティング会社在籍中からシンガポールのINSEADのExecutive Masterに国際通学をし、コーチング・臨床組織心理学に関する修士号を取得。ビジネスマンの意識の変化、日本女性のキャリア形成について研究。
 その後、独立し、企業の役員やリーダーのコーチング、働く女性のキャリア支援を行うMANABICIAを設立し、代表を務めている。
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