2017年ヘッジファンド好成績はアジア
アジア、ヨーロッパ、米国ごとに2017年に好成績を収めたファンドを成績順にしたもので、2016年の成績も合わせ発表されている。
総合的に成績がもっともよかった地域はアジアで、アメリカ、ヨーロッパとなる。
3つの地域を統合してもっともよい運用成績は、アジアのソリトゥード・キャピタル・マスター。香港に拠点を置き、アジアの企業に投資する。2016年の運用成績は-15.4%と不調だったが、今年大きく成績を伸ばし、ウォール・ストリート・ジャーナルなどにも多々取り上げられた。

アジア関連はソリトゥードの70%超えを筆頭に60%、50%を超えるリターンも多々出ており、市場として非常に優秀であることをうかがわせる。
ヨーロッパのトップはブルークレスト。英国に拠点を置くヘッジファンドで、リターンは54%。2016年の運用成績も50%を記録しており、2年連続で好成績だ。

ヨーロッパはブルークレスト以外は運用成績を下げ、その下は30%台が4つ、あとは20%以下となる。
アメリカで好調だったのはキーポイント・リアル・エステート。同ヘッジファンドのうち1つは63.2%を記録しトップ。もう1つも39.7%の好成績で3位に入った。
その名の通り不動産に投資。アメリカ経済の好調も受けて高い運用成績となった。

ただし、アメリカも上位2つのヘッジファンドが60%超えの運用成績を記録した以外は、30%台が4つあるだけでアジアには水を空けられている。
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