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最大770%! 異常な爆騰げの2017年ヘッジファンド運用成績

 アルファウィークが、2017年のヘッジファンド運用成績トップ10を発表した。
 ヘッジファンド全体の運用成績が好調だったことと、2017年の特別な事情から、トップ10は例年になく高い運用成績が並ぶこととなった。その事情については後述する。

1.シルバー8パートナーズ
 マルチストラテジーのヘッジファンドで、昨年のリターンは770.74%。
 2015年に運用開始のアメリカに本社を置くヘッジファンドで、ブルームバーグの発表している運用資金は3億ドル。金融サービス産業に関する技術、具体的には仮想通貨やブロックチェーン技術に投資。昨年のビットコインをはじめとする仮想通貨の爆騰げにより、驚異の運用成績となった。

2.グローバル・アドバイザーズ・ビットコイン・インベストメント・ファンド
 2014年設立、昨年の運用成績は330.08%。同じく仮想通貨に投資するヘッジファンドで、1999年設立のグローバル・アドバイザーズが母体。
 同社のウェブサイトによると、ビットコインに投資した最初の機関投資家だったという。その投資は成功だったことを、身をもって証明する運用成績となっている。

3.SHキャピタル・パートナーズ
 著名ヘッジファンドマネジャー、マーク・コーヘン氏が2010年に設立したストーンハウス・キャピタル・マネジメントが運用するヘッジファンドで、その戦略はロングバイアス。2017年の運用成績は234.09%。

4.ノースウエスト・ワラント・ファンド・クラスA
 SHキャピタルと同じくロングバイアスのヘッジファンドで、拠点を香港とする。昨年の運用成績は216.68%。
 その母体となるノースウエスト・インベストメント・マネジメント・リミテッドはアジアの公開株などに投資。
 株式ロング・ショート、マーケット・ニュートラル、アービトラージなどの組み合わせでポートフォリオを作成している。運用資産額については非公開。

5.ヴァルプス・ライフ・サイエンス・ファンド クラスA
 シンガポールに本社を置く2011年創業のヴァルプス・インベスト・マネジメントがマルチストラテジー戦略で運用するヘッジファンド。農業、ドイツ不動産、生活に関する科学技術などに投資。昨年の運用成績は190.03%。運用資産非公開。

6.グリーン・エナジー・メタルズ・ファンド
 アメリカに本拠地を構える、ロバート・ミッチェル氏が2006年に創業のポータルキャピタルが運用。同ヘッジファンドはミッチェル氏とジャスティン・カーランド氏が経営。昨年の運用成績は135.04%。
「レアメタル」と言われる再生可能エネルギーなどに必要不可欠な金属、新興技術や生産性の高いエネルギーなどに注力する。それらの金属のロング・ショートも取引している。レアメタルの需要と供給を読みながらリターンを上げていく。運用資産非公開。

7.EIα・オール・ウェザー・アルファ・ファンドⅠ
 アメリカで2017年に運用を開始したばかりの、若いヘッジファンド。創業者アンドリュー・M・ミドルブルックス氏の金融との出会いは、7歳のときに誕生日プレゼントとしてシューズメーカーのナイキの株を買い、高校生のときに売り710%のリターンを得たことから始まる。
 昨年の運用成績は117.25%。運用資産額は非公開。

8.パブライ・インベストメント・ファンド3
 株式ロング・ショート戦略で運用し、昨年の運用成績は109.24%。
 創業者のモーニッシュ・パブライ氏は2007年、ウォーレン・バフェットとのランチを65万100ドルで購入したことでも知られている。
 同社の運用資産は6億6000万ドル。

9.CSVチャイナ・オポチュニティーズ・ファンド
 成長著しい中国に本拠地を置くファンドがランクイン。昨年の運用成績は108.79%。株式ロング・ショート戦略で運用。
 中国株に投資し、長期で運用しながら市場での評価が低く見積もられすぎている株を買い、評価が高すぎると同社の感じた会社の株を売っていく。2012年に社員6人で始まったヘッジファンドは、中国の成長に伴い急成長している。

10.シンフォニック・オポチュニティーズ・ファンドLP
 昨年の運用成績103.87%、シンフォニック・オルタナティブ・インベストメンツが運用。このヘッジファンドには2つの側面があり、1つは株式ロング・ショート戦略で運用する形。
 高くとも安くとも、市場のつけている価格が適切でないものに特化。割安と思われるものを回、割高なものを売る。期待されるリターン、リスクと売買コストなどに基づきながら投資を行っていく。
 運用資産は非公開。

 仮想通貨関連のとんでもない運用成績が目を引いたが、仮想通貨に投資するもの以外でも、高い運用成績のものが目立った2017年。なんと10位までがすべて100%超えという、恐ろしいまでの好成績となっている。

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