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有名ヘッジファンドマネージャーが1700億円を集めて復帰へ

 
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かつてNevsky Capitalを運営していたMartin Taylorが1700億円を集めて、2019年10月に運用業界に復帰した。Bloombergの報道によると、新規資金は、2年間は受け付けないとのことだ。またパートナー6人のうち5人はNevsky Capitalのメンバーとなると報じられている。

 新しい運用会社はCrake Asset Managementといい、従来と同じく株式のロング・ショート戦略である。ただし以前は東欧の株式が中心だったが、世界株を対象としたファンドになる模様だ。

 今年は株式ロング・ショート戦略からの資金の引き上げが多くeVestment社のデータによると10月まででUSD40Billion(約4.3兆円)が引き上げられたとみられている。この様な逆風が吹く環境下で1700億円を集めた理由は、Nevsky Capital時代のMartin Taylorの18%を超える平均リターンの実績と、安い運用手数料、そして戦略的な資金集めの手法によるだろう。

 今回Crake Asset Managementは、早く投資した投資家には安い手数料を適用し、後から投資する投資家には高い手数料を適用する戦略的な手法を取った模様だ。集められた資金の前半には管理料0.5%とパフォーマンス10%を請求し、後半には管理費1%、パフォーマンス12.5%を請求することになっている。

 資金集めは最初が難しい。ある程度資金が集まれば、その実績を説明すれば投資家を集めることができるが、一定水準まで投資家を集めることが困難といえる。しかし今回の手法を用いれば、最初の資金を集めやすくなるだろう。

 株式ロング・ショート戦略は、割安な価格で取引されている株式を購入し、過大評価されている株式を空売りすることによりリターンを狙う戦略である。これは株式の本源的価値を独自に分析し、そこからの乖離率を把握することで初めて成り立つ投資手法である。こうしたボトムアップ型の運用をする場合、特に重要なのが優秀なチームを組むことだといわれている。Nevsky Capital時代の好成績を再現できるか、大型ローンチに業界関係者の注目は集まっている。






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