フェラーリは今買って半年後に売れ(2)
「走る不動産」or「走るぜいたく品」
バブル経済華やかし頃にはF40などのせいもあって、フェラーリは「走る不動産」と形容された。その一方で、本当に好きな人たちが節税目的など金に関係なく買う「走るぜいたく品」の2種類に大きく分けられる。フェラーリ取引の現場では大体この2者に分けられるというが、この不況で前者が消え、後者の本当に好きな人が生き残ったという。「外資の1億円プレーヤーの人たちは本当にどこに行ったのでしょう。うちの店は本当にフェラーリが好きなお客さんばかりになりました。お金ばかりを気にしていても買う気になれないでしょうからね。フェラーリというのは、それらを超越した絶対的なブランドでもあるんですよ」
当然だがフェラーリが好きであれば、景気は関係ないということだ。ちなみに榎本氏の店舗は2008年は150台以上を売り上げた。仕入れた車は完売続きで「おかげさまで、うちの店はパーフェクトウインですよ」という。これは2007年の終わりに、景気の予兆を読み取ったことが不況の中でもビクともしなかったということなのだろう。
フェラーリ市場の動向を丹念に定点観測するのも景気を知る一つの方法かもしれない。つまり「景気はフェラーリに聞け」ということか。(終わり)

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