フェラーリは今買って半年後に売れ(2)
更新日:2009年10月01日
価格が動くのは6カ月先か、あるいは後か?
前編はこちらから前回も触れたが、書籍「フェラーリ経済学」にはフェラーリオーナーたちは、景気の指標の一つである日経平均株価よりも半年早く動き始めるとあった。確かに、昨年のリーマンショックよりも前の2007年12月にオーナーたちが投売りしていたという水面下の動きは象徴的でもあった。
それと同時に、元々、この企画の発端となったフェラーリオーナーで個人投資家の鮎川健氏の発言に「フェラーリの価格は日経平均に半年ほど遅れて連動するのでは」という意見があった。
この2つの概念はまったく違う要素なのだが、実はそれぞれ正しい意見なのだ。前回も登場したフェラーリ専門店「コーナーストーンズ」代表の榎本修氏に聞いてみた。
「オーナーたちが(日経平均株価の)半年前に売りに出すために在庫が増えます。そして、そのまま不況となって、売れ残ってしまうために在庫となります。それで店側が価格を下げるようになってくるのです。株価との関係を厳密には説明しにくいですが、景気の関係でそういうふうになるのかなと思います」
つまり売り手のショップ側とすれば、やはり売れないのであれば利益を削ってでも売ろうとするために価格は下がる。一方で、景気がよくなると、ショップ側は売れると思い、利益を上乗せしようとするために上げるということのようだ。基本どおり需要と供給の関係で決まる。
では、安く買って、高く売る方法を考えてみよう。

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