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個人投資家が勝てなくなる? 超高速取引の実態

 大手ヘッジファンドの「シタデル・インベストメント・グループ」が昨年、「ハイ・フリークエンシー・トレーディング」と呼ばれる超高速取引を行う関連会社を通じて約10億ドルの利益をあげていたことがわかった。

 米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じたところによると、規定違反としてシタデル社に訴えられた元トレーダーが法廷で証言したもの。トレーダーは、この関連会社は2007年は8億9200万ドルのリターンをあげており、2005年の7500万ドルから大幅に急増しているという。

 ハイ・フリークエンシー・トレーディングとは、高度なシステムで超高速で小口売買を実施し、わずかな価格差を利用して利益を得ようとするもの。個人取引で言うならば、スキャルピングを超高速で延々とやり続けるようなもの。

 米当局は、このトレードは市場に大きな影響を与えるのではないかという強い懸念を持っている。ただ、ロンドン証券取引所は流動性を与える要因になると支持しているなど、金融業界では見解が別れている。

 シタデル・インベストメントは1990年創立。大手ヘッジファンドの中では唯一、シカゴを拠点に活動している。日々の取引量は、ニューヨーク、ロンドン、東京で取り引きされる売買高の約3%を占めるという。私募のみで資金を募っている。

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