スイスの小さな町がヘッジファンドセンターに変貌中

チューリッヒ湖の東部に位置する自然が豊かな町フェフィコン。人口約1万人、20平方キロメートルの面積は日本で言うと、東京都港区ほどの面積。そのうちの約25%が森林にあたる。
意外というと失礼にあたるが、毎朝、ホワイトカラーたちが高級車に乗ってオフィスに出勤する。数年前に英国の大手ヘッジファンドグループ、マン社が進出。低い税率と規制が少ないために、ファンドグループの進出が目立ち、昨年あたりから、フェフィコンを「ヘッジファンドセンター」と呼ぶ人もいるほどだ。
G20でヘッジファンドに対する監視の目を強化するという方針が打ち出されて、ロンドンからフェフィコンに拠点を移した中小のファンドもいるという。スイスの所得税率は13%。英国は50%になろうとしている。さらに、ロンドンの街の環境の悪化や公共交通の不便さなどを理由に、フェフィコン移転を検討するファンドもいるのだという。
過去18カ月で23のファンドが実際にフェフィコンなどスイス国内へ移転。また英国政府が税率アップを宣言した今年4月以降には、15のファンドが移転を検討するようになったのだという。
ファンド一色の町になりかねないが、地元にとっては雇用にも貢献しており、商店も潤うために地元は歓迎しており、さらに誘致を促進していくようだ。

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