世界遺産リゾートで過ごすラグジュアリーな休日【2】
城塞を利用して造られた、ジェフリー・バワ氏の最高傑作
スリランカ出身の世界的建築家、故ジェフリー・バワ氏(1919~2003年)。バワ氏の最高傑作とも言われるのが、スリランカの南端にある世界遺産・城塞都市ゴールの北1キロに位置する「ライトハウス・ホテル&スパ」です。スリランカを代表する高級ビーチ・リゾートとして知られ、独立系高級ホテルグループ、スモール・ラクシャリー・ホテルズにも加盟しています。ライトハウス・ホテル&スパは、アマン・グループ会長のエイドリアン・ゼッカ氏が影響を受けたことでも知られるユニークなリゾート。海に突き出す断崖の上に建つ建物は、1997年に元々あった古い要塞を利用して造られたものです。エントランスから石垣の要塞のような外観で、ビーチ・リゾートといっても、他の南国リゾートとはちょっと趣が異なります。ホテル内でも要塞の巨石や階段がそのまま利用されている部分があり、城塞都市の雰囲気を肌で感じることができます。全63室のうちスイートルームは3室で、各部屋はオランダ風、モロッコ風、中国風とテーマが異なっています。ホテルのラウンジからはインド洋が見え、真っ赤な夕陽がインド洋に沈んでいく様は、思わず見とれてしまうほどの絶景です。
ゴールは14世紀に東方貿易地として繁栄した港町。16世紀にポルトガルによって最初の砦が築かれ、その後オランダが砦を拡張して城塞都市を造り、イギリス植民地時代にはその支配の拠点となりました。旧市街の散策をしていると、他の都市と異なり教会が多く、東洋と西洋の文化が入り混じる独特の空気を纏う街であることがわかります。ジェフリー・バワ氏がこの世界遺産からどんなインスピレーションを受けたのか、このリゾートに足を踏み入れれば、あなたもその瞬間を追体験できるかもしれません。

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