竹田和平氏(日本のバフェット)インタビュー「不況時の投資法」
更新日:2009年01月29日
今年はもっと暗い1年に?
昨年後半から、雪崩を打ったかのように世界の経済はメルトダウンし、経済危機の余波は例外なく日本にも押し寄せた。日本国中、どこを見渡しても不景気風が吹く。そんな1億総悲観の状況で、日本の上場企業100社以上で大株主となり「和製ウォーレン・バフェット」とも呼ばれる竹田和平さんは今、何を思い、何を考えるのか、胸のうちを聞いた。「金融危機は才能があるけど、徳のない人が起したこと。そのおかげで、モノは値上がりしただけで、実際にモノは何も増えてない。お金がインターネットでつながって、バーチャルなモノになったから脱線した。経済で大事なことは『貯徳』。徳がなけりゃどこに脱線するかわからんからね。それが、あっちこっちに拡がって今年はもっと暗い一年になるかもしれん」
昨年1年だけで上場企業の倒産は30社以上にも上り、これは戦後最悪の記録。深刻なのは、トヨタ自動車のような世界的大企業でさえ危機に直面しているということ。竹田さんの地元・名古屋はトヨタの城下町だが、街の雰囲気はどうか。
「良うない。自動車もバブルだったかもしれんねぇ。原油が高くなりすぎたもんで、それをきっかけにみんなが自転車に乗り換えてみると、この方が気持ちいいわ、と気づいたわけ。それでみんな自動車を買わなくなった。日本は今、みんなガツガツ金儲けしようという時代じゃない。でも、トヨタ(自動車)は決算が悪くて株価が下がっているだけ。値段は高くても安くてもモノはいっしょ。今、世界もモノの値段が下がってるから、もしかしたら、それを見てどうするかを考えてるかもしれんけどね」
本当に日本に希望はないのか?

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