竹田和平氏(日本のバフェット)インタビュー「不況時の投資法」
富裕層とは心が豊かだから富裕層なんだ
では今年1年はどんな年になるのだろうか? また竹田さんにとって今年はどういう位置づけになるのだろうか?「今年は不景気も本番、過去の価値観では計れない年になると思う。去年が『変』(日本漢字能力検定協会が選定した世相を現す文字)だったから、今年は間違いなく『転』になるだろう。つまり、希望の光に転じてくるという意味。日本が希望の星になったら、ええと思わんかねぇ。私も75歳になるけど、教育事業という天命をやろうと思う。若い人が一人前になって自立共生できるように、そこで経営者を育てて、これからの日本の経済対策のためにもサービス業の振興につながるようにしていきたいね」
世が困っているとあらば、竹田流社会貢献も実践するつもりでいる。そして、国民全員が気にしているのは景気の行方。しかし一朝一夕で良くなりそうにもないだけに、どのような心構えでいればよいのか?
「ところで、定額給付金が支給されるらしいけど、何%が取りに行くんだろう? 徳のバロメーターになるだろう。武士は食わねど高楊枝、という言葉があるように徳のある人は腹が減っても取りには行かんよ。富裕層というのは、心が豊かだから富裕層になっている。やっぱり人間、心が豊かにならんとね。何回もいうけど、景気も気だよ。みんなワクワクしたら楽しいでな、景気も良うなるでよ」
取材中は終始、笑顔だった竹田さん。まさに「笑う門には福来る」と言わんばかり。不景気の時代にあっても、悲観することこそが最も罪悪なのかもしれない。

竹田製菓代表取締役。上場企業100社以上の大株主として知られる。日本一の個人投資家とも言われ、いつしか「日本のウォーレン・バフェット」と呼ばれるようになった。愛知県在住。
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