カリスマ投資家、ジム・ロジャーズ氏「強い円に自信を持て」
今は最悪のバブル崩壊の中にいる
1930年代の世界大恐慌は、今でも語り継がれる歴史上の出来事となっている。1929年10月のニューヨーク株式市場の大暴落に始まり、それが引き金を引くように真逆さまに転落した。歴史は繰り返す、とは言うが、現代に生きるわたしたちもその道を歩むのだろうか。今、誰しもが世界大恐慌のシナリオの再現を恐れている中で、ロジャーズ氏は、今の不況をどのように見ているのか。「金融バブルが崩壊し、わたしたちは、この10年で、いや、世界の歴史上でも極めて程度の悪い、あるいは最悪とも言える景気状況の中にいます。1930年代の世界大恐慌の時もそうでしたが、今までの政治家たちが過ちを犯してきたことが原因で起きているのです」
これまでもロジャーズ氏は、米ドルでの資産は持っていないことを事あるごとに公言。世界経済の中心が欧米からアジアに移行することを先読みして、シンガポールに拠点を移し、2人の娘にはともに中国語を学習させているほど。では、自身の故郷でもあり、その震源地である米国をどう見ているのだろうか。
「特にアメリカ経済は、1929年の世界大恐慌までは及ばないかもしれませんが、第2次世界大戦以降、最も長い景気後退になることが予想されます。政治家たちの失敗を、これから長い時間をかけて、浄化していかなくてはなりません」
もはや早期の回復が見込めないアメリカは、短期はもちろん、中長期でも投資対象として見ることは難しそうだ。ならば、我々、投資家はどこに活路を見出していけば良いのだろうか?

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