ヘッジファンドが1億ドルで農地買収へ進出
スタートさせるのは、米NYで60億ドル規模のヘッジファンドを運用するディクソン・ボードマン氏。30歳年下の独貴族ホーエンローエ家のアリフォン王女を妻に持つ。
ファンド組成の背景には、新興国の経済発展、それに伴う人口の増大と食糧需要の増加。それに反比例するように、中国をはじめとして農地が減少していることに目を付けたようだ。そして、何より住宅のようにバブルになるほど一般の人が売買しないことや、商業用不動産のように負債が少ないこともあり、リスクも低いと見られる。
初年度の計画は、カリフォルニア、アリゾナなどを中心に15農場、1万エーカー、農家一軒当たり平均は500エーカーほどになる計画だという。
米国の農場事情として、こうしたヘッジファンドなど機関投資家が入る例は少なく、また古い農家は土地を手放すことに抵抗感も持っているために、買収する際に難しい面が出てきそうだ。ただし、新しい世代は、旧来のこうした考え方よりも多少は柔軟な面もあり、トントン拍子に話が進む可能性もある。
◆『ヘッジファンド』から『慶応幼稚舎』まで。「ゆかしメディア」は日本最大級の富裕層向けメディアで、月間30万人以上にご利用いただいております。なお、純金融資産1億円以上の方は、富裕層限定オンライン・プライベートクラブ「YUCASEE( ゆかし)」にご入会いただけます(書類審査並びにスタッフによるインタビュー審査がございます)。 著作・制作:ゆかしウェルスメディア株式会社
おすすめの記事
-
英国No.1ファンドマネジャーがヘッジファンド創設か?
2010年の運用開始以来およそ400%のリターンを残している、英国・・・
- ヘッジファンドとファンドラップの違いとは?
- 欧州大手グローバルマクロヘッジファンド、ブレバン・ハワードの復活劇
- 超低金利時代に有効な投資方法
- 米国IT株が高騰している理由:「質への逃避」経済用語解説シリーズ①
クイックアンケート
特集の企画を考えています。貴方が「ゆかしメディア」で読みたいのは? (3)
この記事を読んでいる方はこんな記事も読んでいます。