「1・4」デイトレーダーが日本から消える日
見せ玉事件もなくなる?
昨年起きた事件に、早稲田大学投資サークルOBたちによる相場操縦があった。見せ玉を利用した手口で数十億円を荒稼ぎし、東京地検特捜部が9月、リーダー格の松村直亮容疑者ら3人を証券取引法違反(相場操縦)容疑で逮捕した。見せ玉とは、例えば、ある価格で株を売り抜けたい時、目標価格のやや下値に大量の買い注文を出し(見せ玉)、他の投資家がそれより高い価格で買い注文を出すことを誘い、それに売り注文をぶつけ、売り抜けたと同時に大量の買い注文をキャンセルする方法。最初の誘いは取引する気のない完全な見せ板となる。
これは、旧来のシステムでは約定までにタイムラグがあるためにできる手動による不正だ。しかし、新システムのアローヘッドで、これをやろうとしても一瞬にして約定してしまう可能性があるために、無理だということになる。
こうしたハタ迷惑な敵は消えるが、東証の斉藤社長の発言にもあったように、海外機関投資家のアルゴリズムトレードが、個人投資家にとって新たな敵として立ちはだかることになるだろう。(つづく)
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