【ホテルの至福1】帝国ホテル「レ セゾン」
帝国ホテルに滞在しましたので、2回に分けて、帝国ホテルの食事を紹介します。
今回はメインダイニングの「レ セゾン」です。レ セゾンは、2005年からジェラールボワイエの直弟子ティエリーヴォワザン氏が料理長を務められています。氏の料理は伝統を活かしながら独自のインスピレーションを交え仕上げる、大変クリエイティヴなお料理です。フランスではポワソニエで修行をされていたそうで、特に赤座海老と白身の火入れは絶妙です。都内ではお魚料理はこちらが一番美味しいのではないでしょうか。蛇足ですが、フルコースもお魚を2皿に変更いただく事が多いです。
今回はアラカルトをいただきました。内容はオードブル、メイン、チーズ(フロマージュと書くべき?)、デセールのプリフィクス風にいたしました。一皿目は“フォアグラのポワレ、金柑のソルベ、カカオヴィネガーのアクセントトリュフ風味のヴルテ”。アフォガードのお食事版でしょうか。温かいフォアグラと仄甘い金柑のソルベの温度差が新鮮な気持ちにさせてくれました。

メインは、“昆布の折り紙仕立て 一本釣りのフランス産鱸のオーヴン焼き オレンジと黒胡椒の効いたバター インカの目覚めのエクラゼと牡蠣のソース”。昆布の優しい味が包まれている鱸にほんのりついていて滋味を引き立てます。牡蠣のソースもコクがあり、大満足の美味しい一皿でした。

オレンジと黒胡椒の効いたバター インカの目覚めのエクラゼと牡蠣のソース
チーズは“フレッシュトリュフをサンドしたブリドモー”。ブリドモーの中にふんだんに厚く切ったトリュフが挟み込まれています。トリュフを挟みこんでからさらに熟成させるとか。チーズ自体にも華やかな香りと味がしみ込んでいて、とても贅沢です。

デセールは“キャラメルのスフレ ドランブイのグラスを添えて”。もちろん焼き立てです。熱々のコクのあるキャラメルスフレはパリでいただいたものよりもおいしかった。スプーンを入れるとほんの少し表面がサクッとして中がふわふわです。ドランブイは薬草のリキュール、素直なキャラメルの味に深みを添える大人の味です。


レ セゾンは、予約も取りやすく、定休日もなく、立地も良く、席もゆったりとテーブルごとに仕切ってありますので、とても気に入っています。ジャケットやタイといったドレスコードも厳しくないので堅苦しくありません。何よりも、お泊まりをすると、食べてワインを沢山飲んでくたくたになっても、お部屋にすぐに帰って眠ることができます、笑。
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