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サントリーが株式上場も検討

 キリンホールディングスとの経営統合を断念した直後のサントリーホールディングスの佐治信忠社長は9日、株式上場を検討していることを明らかにした。

 キリンとの統合話が潰えてから、新たな道を模索しているサントリーが、株式上場という手段を検討する段階に入った。そもそも論として、非上場企業だっために、企業価値の算定が難しく統合比率、創業家の存在がネックとなったことは確か。

 佐治社長は東京都内で行われた会見で「そういう必要に迫られれば考える。資金調達の道が大きく開く」と上場の可能性も示唆した。

 2009年12月期連結決算は、売上高が前期比2.5%増の1兆5507億円の過去最高の業績となった。2010年12月期は、売上高が12.4%増の1兆7430億円、純利益も22.5%増の400億円とともに過去最高を更新する見込みだ。

 現状では、単独で成長を続けているということもあり、喫緊の経営課題ということではなさそうだ。ただし、国内市場の縮小は進行しており、必要あらばM&Aに打って出る姿勢をここ最近は示している。上場も選択肢の一つであることに違いない。

 ただし、約90%の株式を保有する創業家の資産管理会社の存在はあまりにも大きい。株式上場したとしても、同族経営のままで上場するに等しく、長い企業文化を培ってきた佐治、鳥居両家の存在が貢献してきたことを尊重した上で、市場にはどのように受け入れてもらうか、上場となればそうした試練にも晒されることになる。

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