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わが娘を「浅田真央」に育てる費用は?

ローリターンからハイリターンの時代へ


安藤美姫、浅田真央
左から安藤美姫、浅田真央の両選手
「1990年に規定プログラムが廃止となり、そのためのレッスンとリンク使用の費用負担が減ったのと、ジャンプがうまい子が良い成績を収めやすい環境になりました」

 つまり、ジャンプが採点の中で重要な位置を占めるようになったため、体が軽い若い選手の方が有利になるということだ。早くから頭角を現し、そして浅田、安藤の2選手のようにアイドル性があれば、相当の実入りを見込むことができるだろう。実際に最近の五輪の金メダリストも10代が多い。

 「昔はフィギュアをやる人は、一家に子供1人がほとんどでした。それだけ、お金が掛るという意味です。でも、今は浅田姉妹(舞、真央)のような例もあります。真央さんは言うまでもないですが、舞さんも大手芸能プロと提携していたりしますから、稼げる時代になったということでしょう」

 あくまでも習い事として、年間1000万円以上を負担。国内の上位クラスで活躍する選手でさえも500万円くらいは必要だという。しかし、かつては、ハイリスクローリターンだったが、現在はハイリスクハイリターンになった点が大きく違う。確かに費用はかさむのだが、すでに実力とアイドル性を持った浅田真央、安藤美姫の両選手はすでに収益を生んでいる。また、金メダリスト荒川静香さんは、スポーツキャスター、プロスケーターとして引っ張りだこで、将来的には指導者としても期待されており、前途は洋々だろう。

 ただし、ここに名前が挙がった選手たちは、ほんの一握りのスーパーエリート。ハイリスクである現実は何ら変わらない。しかし、結果を残した選手がスケートで金を稼ぐことができるという環境は歓迎すべきものだろう。

 「わが娘を浅田真央に」。

 娘の輝かしい時間は、人生の時間に比べればほんの一瞬かもしれないが、お金だけでは計りしれない最上級の価値を持つ。理解を示して投資できるかどうか、それは読者の皆様の価値観次第だ。

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