中卒で年1.3億円を稼ぎ出した農村出身の少女
2年足らずで50店以上出店
廖心はその後、一度故郷の村に帰った。家は相変わらず貧しく、父親は腰が曲がって随分老けていた。こうした様子を目の当たりにして、改めて大きな責任を感じ、起業への情熱が胸の中に熱く沸き起こったという。今までの失敗について冷静に分析をし始めた。まず、彼女には経営ノウハウがなく、商品に対する理解も不足していることが何よりの問題だった。そこで、成都にいって他の店の経営を学び、眉山に戻ってそれを実践した。極力節約するために、食事は3食まんじゅうで済ませる毎日も、腹は空いたが、心は希望で満たされていた。そうするうちに商売も徐々に上手くなっていった。
こうして自分でマーケットを切り開き、2008年5月、ついに眉山市内に約100平方メートルの店を出すことができた。売り上げが倍になるに従い、2009年、さらに西安や貴陽、上海などの他都市にも出店。現在、彼女が経営するドラックストアは全国に50か所以上ある。
年間で1000万元(1億3000万円)を稼ぐまでになったそうだ。沿海部だけがクローズアップされがちな中国経済。しかし、こうした大きなエネルギーを秘めた農村出身の少女がいることも、中国の急速な経済成長を支えるパワーの一つなのかもしれない。
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