中国富豪の投資先、不動産から美術品へ ― 香港競売市場の現状
希少ブルーダイヤの競売会場に、あえて香港を選ぶ理由は?
今、宝石競売市場で香港がその地位を急上昇させている。競売大手サザビーズやクリスティーズは、希少なダイヤモンドなどの宝飾品オークションをこぞって香港で開催。大手が積極的に香港を競売開催地に選ぶことで世界の注目が集まり、また中国富裕層の急激な成長と相俟って、今香港は業界で最も熱い競売市場となっている。「YUCASEE MEDIA(ゆかしメディア)」が、急激な成長を遂げる香港オークションの現状に迫った。ジュネーブ、NYに匹敵する宝石競売市場に成長
今年に入ってから、世界的に大きく報道されただけでも、ダイヤモンドや骨董品ネックレスなど多くの宝飾品オークションが香港で開催されている。今月7日には、競売大手サザビーズのオークションで、世界的に希少な5.18カラットのブルーダイヤモンド「デビアス・ミレニアム・ブルー・ダイヤモンド」が予想を上回る640万ドル(約5億9500万円)で落札された。
また8日に終了した骨董品オークションでは、18世紀の中国・清王朝の乾隆帝の白い翡翠の印章が、9586万香港ドル(約11億5000万円)で落札。これは中国の皇帝に関連する品では最高落札価格だ。さらに清朝皇帝が着用したネックレスも6000万香港ドル(約7億2400万円)で落札された。総売上は予想を上回る19億9800万香港ドル(約241億円)で、大盛況のうちに終わった。
世界の宝石競売市場における香港のシェアは、1998年の19%から2008年には34%に上昇。これまでジュネーブに次ぐ市場だったニューヨークを追い越したという。

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