海外平均より15歳若い、中国富豪若年化の理由~中国富裕層レポート【1】
中国の富豪はなぜ若くして成功できた?
同レポートは、資産1000万元以上の若い富豪が増えた理由として、昨年の中国国内の不動産価格の急上昇により、利益を得た不動産投資家が多かったという点をあげています。今年2月の中国政府の統計によると、住宅価格は昨年1年間で10.7%上昇し、不動産投資家に莫大な利益をもたらしました。資産家の親から受け継いだ資産を不動産投資や株式投資に注ぎ込み、それで成功した若者が多いのです。特に「富二代」「富三代」と呼ばれる、80年代生まれ以降の富裕層の2代目・3代目が、親から元手となる資産を苦労なく得て、それを不動産投資などで膨らませたことが大きいとされます。ただ、中国の投資家にはインサイダー取引などによって不正に利益を得ている若い富裕層も多いとされ、そのために海外より平均年齢が低いという見解もあります。
IT業界で成功した若手起業家が激増
また中国の若い富裕層の多くは、IT業界でベンチャー企業を立ち上げて成功しています。大学在学中に起業して成功した経営者も多く、昨年中国校友会ネットが発表したデータによると、若い中国人富豪の約8割がIT関連事業で成功していたそうです。しかしIT業界で成功した若者も、親から開業資金を援助してもらったという例が多く、やはり「富二代」が多いのが実態のようです。元々恵まれた家庭に育った子供が、IT業界で新しい事業を興し、たった1年や2年で莫大な資産を手に入れる。これまでの中高年富裕層とは全く異なる成功ルートで莫大な資産を得る人が続出し、中国の富豪の顔ぶれは大きく様変わりしつつあります。

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