NY球団オーナー、スタインブレナー氏死去
スタインブレナー氏は、ドイツ系移民の家に生まれ、空軍、大学院で物理学の学位を取るなどして、父親の船舶メーカーに入社。ハードワークにいそしみ財をなした。
自身が陸上選手だったこともあり、スポーツに愛着があり、バスケットボールのチームを買収。事業はうまくいかなかったものの、ミュージカルなどショービジネスに乗り出して再び成功。夢だった球団買収に一度は失敗したものの、1973年にヤンキース買収に成功した。
また、生来の勝負師気質はオーナーになって発揮された。次々と金にあかして大物選手を獲得していく手法は、多くの批判を浴びた。勝つことにこだわり、ヤンキースを誰よりも勝たせたいという気持ちを理解する人もいたが、メディアの批判、さらには、ヤンキースファンからも批判を浴びるという、独特の存在感があった。
それでも、本業の宣伝、また、名誉くらいに思っているオーナーも多い中で、スタインブレナー氏はオーナー職に専念するなど、生涯ヤンキースを愛した人物でもあった。
一方で皮肉なことに、2度のオーナー資格停止の処分を受けたが、その間は当然ながら補強はストップ。その間に育ったデレク・ジーター選手らがその後の常勝ヤンキースを支えるという皮肉な出来事も。ただ、古き良き時代のオーナー死去の報を受けて、ヤンキースタジアムのゲートの近くには、多くのキャンドルや花束が置かれた。
晩年は体調がすぐれず、2007年からはオーナーを子息に譲っていた。


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