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数千億円寄付計画、アジア一の大富豪・李氏

 ビル・ゲイツ夫妻とウォーレン・バフェット氏が、個人資産の少なくとも半分は慈善事業に寄付しようと、大富豪たちに呼び掛けた。その結果、プロジェクトの公式ホームページ「Giving Pledge」には米国を代表する大富豪40人が名を連ねたという。実現すれば、寄付金の総額は6000億ドル(約50兆円)にも達するが、こうした動きは、アジアの大富豪の中にも見られる。

 アジア一の大富豪と言えば、香港最大の企業集団・長江事業グループ創設者の李嘉誠(り・かせい)氏。総資産額が265億ドルで、東アジアで最も裕福な人物と言われている。

 現在82歳の李氏の日常生活は質素で、李嘉誠基金会を通じて多額の献金を行っている。今月初めに行われた記者会見の中でも李氏は「君子は稼ぐことに道があり、用いることにも道がある」と自身の考えを述べた。

 李氏は1980年に慈善基金を創立して以来、100億元(約1300億円)以上を寄付しており、特にここ3年間は52億元(約658億円)に上る。今後10年間に過去30年の総額よりも多い寄付を行うと明らかにしているという。

 一方、こうした認識に欠けるのが中国本土の富豪たちだ。中国の富豪は、年々増え続け、総資産額10億ドル以上の富豪数はアメリカに次ぐ世界第2位だ。しかし、アメリカの富豪のように慈善事業に寄付をするといった動きはほとんど見られない。ゲイツ、バフェット両氏は、今後の半年間、中国やインドの富豪と話し合いを行い、慈善活動を広めたい方針だという。

 中国では貧富の差が拡大し、富豪を敵視する流れもある。慈善活動への寄付が広がれば、こうした厳しい市民の視線も変わっていくかもしれない。
リ・カセイ氏
リ・カセイ氏

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