◆2007年

森理世さん
児島明子さんが世界一となったのは1959年。長らく遠ざかっていた女王の座に日本人が48年ぶりに座ることになった。前年に知花くららさんが2位に入っていたとは言え、下馬評はあまり高くなかった森理世さん。ベネズエラ、ブラジルなど強豪の南米勢を退けて、栄冠を勝ち取った。
1998年から日本のディレクターに就任したイネス・リグロンさんの指導が結実した瞬間だった。低迷していた日本が、日本人らしさを出すことで世界で認められるようになった。
森さんはかつ丼でゲン担ぎをするのだが、日本の選考会の直前、さらには世界大会に渡航する直前には、ともにかつ丼を食していたそうだ。現在はダンスなどの指導を行っている。
森さんは、日本中がミス・ユニバースに再び目を向けるきっかけを作った功労者とも言えるだろう。
◆2008年

ダイアナ・メンドーサさん
日本でも2連覇の期待から大会は注目が集まったこの年。日本代表の美馬寛子さんはベスト15には残ったものの、世界の壁は厚かった。ジゼル・ブンチェンさんら世界の一流スーパーモデルを多数マネジメントする事務所エリートモデルに所属するダイアナ・メンドーサさんが世界一の座に就いた。
激しい戦いが繰り広げるだけに、表沙汰になったり、表に出ないような話まで様々な情報戦や駆け引きが行われるというのがミス・ユニバース世界大会でもある。ここでも、メンドーサさんの過去のヌード写真が出てくるなどしたが、過去に何度も有名ブランドのショーに出演した経験からくる堂々たるステージでの立ち居振る舞いは、他を寄せ付けることはなかった。
現在はトランプ氏のモデル事務所に所属し、活躍している。
◆2009年

フェルナンデスさん
前年のミスから授与される王冠。同じ国同士で行うという大会初の出来事となった。世界でも屈指の資源大国と言われるベネズエラが、大会史上初の2連覇を達成。資源だけでなく「美女の宝庫」であることも立証した。
優勝したのはスペイン、ウクライナ、ポーランドの血を引くステファニア・フェルナンデスさん。この快挙にチャベス大統領も祝福するなど、国中が沸いた。
その快挙の一方で批判も大きくなった。同国にはミス・ユニバースのための「虎の穴」があることもクローズアップされた。そこは、美女が集められてトレーニングを受けるのだが、専属の美容整形医が付き、必要とあれば「整形」もするのだという。また、ミス・ユニバースの共同主催者で大きな発言権を持つドナルド・トランプ氏に対しても、ベネズエラとの特別な関係があるのではないか、との批判の声も上がった。
だが、フェルナンデスさんの美しさに対しての大きな異論は出ておらず、やはりこの結果は順当だったと言えるだろう。

大会史上最高?ジェニファー・ホーキンスさん