大阪高級ホテル戦争は大阪を潤すか?

梅田北ヤードは、JR大阪駅北側の貨物駅跡再開発事業で、全体で約24ヘクタールある。現在、東側の先行開発地区、約7ヘクタールの整備、開発が進む。ホテルの計画については、英国のインターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)と、先行開発に関わる三菱地所やオリックス不動産など12社連合が合意した。IHGの最高級ブランド「インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ」が進出する。
先行地区には高さ154メートル~180メートルの超高層ビル4棟が建設され、ホテルは北地区のビルに入居する。地下3階、地上33階建てのビルで、ホテル部分は地下3階~地上4階と18階~32階。客室総数は200としており、長期滞在客向けの部屋も約50室設ける。
ホテルの隣には、企業連合の1社、積水ハウスが指揮して建設する約500戸のマンション棟もできる。高さ174メートル、地上48階地下1階建てとなる予定で、価格帯、名称ともに2011年の早い段階で発表される。地区開発の関係者は「分譲マンションでもインターコンチネンタルのサービスが提供され、それがマンションの目玉となる」と力を込める。
◆競い合いか、相乗効果か
ある関西財界関係者は「ホテルのイメージは、地区全体のイメージにつながる」とし、「大阪最後の一等地と呼ばれる場所だけに、その希少価値にふさわしいホテルブランドが来てくれた」と喜ぶ。
大阪では、今年10月にスターウッドグループの最高級ホテル「セントレジス」が本町地区に開業し、これに「インターコンチネンタル」が続くことになる。「大阪で高級ホテル戦争が始まる」(流通業界関係者)との声がある一方で、「競うのではなく、相乗効果で大阪全体の集客を高めるきっかけになる」(ホテル業界関係者)という見方もある。
いずれにせよ、円高が続けば海外観光客には期待できない。それだけに、国内の富裕層にどうアピールしていくかが、超高級ホテルの経営戦略には不可欠になりそうだ。
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