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運転するか、乗せてもらうか。最高級車の選択ロールス・ロイス

英国トップグレード、ロールス・ロイスの新しいチャレンジ


ロールス・ロイス・ゴースト
 クルマは2種類だ。ひとつはエンジンを使いまわし、運転することで喜びを感じるもの。もうひとつはドリブン・ショーファー、つまり運転手つきで乗る高級車だ。

 日本で愛されるのは、おそらく前者だろう。クルマが普及し、多くの人が購入するようになってからも、高級車といえど私たちは自分で運転するものを選んだ。このスタンスこそ、日本の自動車産業が隆盛を誇った要因のひとつといえるかも知れない。

 もちろんニッチとはいえ、後者のマーケットも依然として存在する。その代表格がロールス・ロイスだろう。英国が誇る最高峰のクルマは、「走る邸宅」とも呼ばれるラグジュアリーサルーン。社会的地位が明確に分かれている、まさに大英帝国らしいブランドだ。ただ面白いのは、最近の傾向としてより前者に近いアプローチを試みていること。昨年秋のフランクフルト・モーターショーで新モデル「ゴースト」を発表し、間髪入れず10月に日本で初公開された。予想を上回る反響を呼び、この秋からいよいよ納車が始まる。

 同ブランドのフラッグシップモデルでもあった「ファントム」と異なるのは、従来と比べてコンパクトながら、12気筒ツインターボエンジン、8速オートマチックというダイナミックな駆動力が生かされ、よりドライビング・プレジャーが重視されていること。つまりは「運転する」高級車への路線変更だ。


ロールス・ロイス・ゴースト
 もちろん、豪奢なカスタムメイドは健在。レザーとウッドの内装、観音開きのドア、傘がそれぞれ備え付けられたフロントドア、マッサージシートなど、クラフトマンシップが隅々まで息づいた装備が、標準仕様、オプション共にラインナップされている。同時に、ビスポークのピクニックセットなど、「ファントム」でのカスタム仕様もさらにアップデート。いわばこの2車種が高級セグメントモデルの両輪となる。エンスーな日本人ドライバーの心をどこまでとらえられるか、今後も目が離せない。

 最後に、興味深いデータをひとつ。現在、ロール・スロイスの販売台数は、アメリカ、イギリス、中国、4位以降に中東産油国が続くが、2010年中に3位の中国がイギリスを抜くという。彼の国の勢いはこんなところにも現れているようだ。

問い合わせ
http://www.rolls-roycemotorcars-nicole.com/

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