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駒場東邦から慶應医学部に合格した家庭の食卓【2】 頭のよい子が育つ食卓【6】

武田亮さん(仮名) 駒場東邦中・高卒 慶應義塾大学医学部 4人家族(父:商社勤務 母:ピアノ教師)


慶應大学
 有名小学校、中学校を経て慶應義塾大学に入学した大学生200名の、キッチンや食卓にまつわるエピソード、アンケート調査などをまとめた『頭のよい子が育つ食卓』(朝日新聞出版)からご紹介する4回目は、慶應義塾大学医学部に合格した武田亮さん(仮名)の食卓その2です。

 母親は亮さんが中学受験の時に、特に食卓の役割を強く意識したそうです。食卓は、過酷な勉強の合間の、貴重な息抜きの時間であり、母の応援の気持ちを伝える場でもあるからです。

「受験は小さい子どもにとって、精神的にも体力的にも大変なこと。ちゃんと栄養バランスの取れた食事をとらせて、健康管理にも気をつけてあげないと、とても持たないだろうと思ったんです」

 健康管理に加え、家でしっかり食べさせておかないと、結局、スナック菓子やファストフードを買い食いするようになり、食生活が乱れてしまうのではないか、という心配もあったそうです。

 食事では特に野菜をたくさん食べさせるようにしました。ともに九州出身の父と母の郷土料理『がめ煮』(筑前煮。後ページにレシピ紹介)もよく登場しました。繊維が豊富な野菜も多く、お通じにもよいと、試験の三日前になると、必ずがめ煮を食べさせたそうです。

 武田家の朝食もしっかりと食べさせていました。子どもたちから「パンはすぐにお腹がすくからご飯がいい」と言われていたこともあり、メニューは毎日和食。ご飯たっぷりで、納豆や魚、野菜、果物もついた、豪華な朝食でした。

 母は栄養バランスに気をつけてあげるだけでなく、大きくなってから自分で健康管理できるように、食卓に並べる料理は、どんな材料を使っているのかできるだけ説明していたそうです。そのおかげで、武田家の子どもたちは、毎日の食事で、肉魚、野菜のバランスを気にするようになり、「外食すると、しきりに“野菜が足りない”と言うようになりました」

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