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中国人富豪に人気のロンドン不動産

 ロンドンの不動産会社では中国語を話すことができる人材が求められているという。それは、中国からの買い手が急増しているからだ。

 ロンドンの不動産市場は低調も、中国や香港からの投資は活発。業界関係者は、ある地域では既に中国の富豪が中東やロシアの富豪に取って代わっていると話す。50万ポンドから100万ポンド(約6600万円~1億3000万円)の不動産市場のうち、中国からの買い手は、今年に入って既に5%に上っているというデータもある。ちなみに去年は1%に満たなかった。
 
 中国の富豪が中東やロシアの富豪と違うのは、自分の家として購入するのではなく、殆どが投資目的ということだ。例えば、2012年までに確実に値上がりすることを見越し、オリンピック体育館の周辺のマンションを好んで購入する人が多い。しかもキャッシュで支払うのだという。 

 今、中国国内では不動産バブルを避けようと、様々な規制政策が行われている。このため、多くの富豪たちは海外投資に目を向けている。加えて、中国大陸の不動産価格が高騰しているのも海外投資に拍車をかけている。例えば2009年初めから、香港の高級住宅の価格は45%上昇した。

 一方のイギリスの不動産市場は2008年の金融危機で不動産価格が10%以上下落したものの、比較的早く回復し、2009年ロンドンの高級住宅価格は8.75%上昇している。中国人の海外不動産投資はますます活発になっているが、特にロンドンが人気だという。ロンドン市場が回復基調なのに加え、イギリスは外国人の不動産所有を制限していないこと、さらに賃貸市場が非常に大きいことが理由だ。

 中国人富豪は教育を非常に重視しているというのもイギリスが好まれる理由の一つだ。多くの家庭は子供をイギリスの有名大学に進学させたいのだ。イギリスの有名大学は外国人の受け入れに積極的で、その数はアメリカよりも多い。今年のロンドン大学の中国人学生数は去年より9%増えて948人になっている。 こうした多くの家庭は、宿舎を借りるぐらいなら、マンションを購入し、子供が卒業した後は、賃貸に出す方が良いと考えているのだ。

 豊かな中国の富豪マネーにあやかりたいのは、英の不動産業者だけではない。今月18日から北京で開催された不動産フェアには、米、豪、カナダ、日本、インドネシア、韓国など20カ国以上から物件が集まった。このうち日本とインドネシアは初参加。韓国の業者が売り出していた中には、リゾート地で約25億円の物件を購入すると、永住権獲得や、ゴルフなど会員向け無料サービスを受けられるなど手厚い特典が付くものもあった。

 こうした売り込みで、今後中国の富豪マネーはますます海外不動産物件に殺到していくかもしれない。

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