沢井製薬Vs.キョーリンHDは事実上の終了か
荻原年氏、荻原弘子氏らが提出した変更報告書によれば、2人と、株主アプリコットは17日付で保有株を処分しない契約を約束を交わしたという。
同社株を巡ってはすでに、沢井製薬が株式約5%を取得。株式公開買い付け(TOB)による買収の意思表示をしている。先週に入り、すでにキョーリン株は急騰している。
キョーリンは売上規模で沢井の2倍にあたり、キョーリンが2010年3月期の売上997億円に対して、沢井製薬は500億円。だが、株式の時価総額においてはキョーリンの方が割安な水準にある。
沢井にとっては魅力的に見えたキョーリンだが、TOBの成立はこれで事実上難しくなったと言えそうだ。
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