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サッポロ株急落でスティールが日本撤退の噂

 サッポロホールディングスの株価が15日の東京株式市場で、後場に入って30円以上も下げて前日比31円安の316円で取引を終えた。だが、ここで同社の筆頭株主でアクティビスト系投資ファンドのスティール・パートナーズの日本撤退説が出ている。

 元々の出来高は数十万株で100万株を超えることも少ないサッポロHD。だが、14日には436万株、15日には1119万株と普段よりも2ケタ多くなっている。立会外で大口のクロス取引が行われた、との一部報道もある。

 これだけの大きな売りを出せるとすれば現状ではスティールしかないだろう、との観測が出ている。スティールは、サッポロHDの発行済み株式約18%を保有している。

 スティールと言えば、かつて2003年には、東証2部のソトーを相手に激しいTOB合戦を展開。株価はどんどんつり上がり、結局は年間配当を13円から200円にすることで決着がついたが、これが欧米の投資ファンドのやり方だ、ということを日本人投資家や上場企業にわからせた。

 だが、最近はサッポロの他、江崎グリコ、日清食品など保有は数社だけ。サッポロにおいても、ここ数年けんかを挑んでいるが、プロキシーファイトにも応じてくれる株主はあまりおらず、こう着状態。しかも、金融危機以降は投資家からの私慕資金も集まっているのかどうか定かではない上に、日本の株価も低迷している。撤退シナリオを考えていてもおかしくはない。

 大量保有報告書はまだ出ていない。

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