KKRがGSから「並」のトレーダー9人採用
KKRと言えば、レバレッジドバイアウト(LBO)で企業買収を行ってきた企業で、そこにゴールドマンの自己勘定取引部門にいたトレーダー9人を雇い入れるという発表は、金融業界でも大きな話題となっているようだ。
同社は従来のPEから積極的に業務範囲の拡大を狙い、アムステルダムのユーロネクスト取引所に上場。さらに、ニューヨーク証券取引所に移行することを念頭に、最大5億ドル(約465億円)の株式発行を予定するなど資金調達をすることで、業務拡大を図っている。
ただし、ウォールストリートジャーナルによると、今回雇用するボブ・ハワード氏(39)を中心とするゴールドマン出身のトレーダーは、今年の運用成績は夏時点で5%を下回るという。際立ったパフォーマンスではないために、意図を計りかねる面がある。安定的な運用さえしていれば、事業としては成り立ち資金調達もできると踏んでいるのだろうか。
PE業界もエグジットが景気に大きく左右されるため、金融危機以降は事業の多角化を模索する動きがある。ブラックストーン、カーライルなど大手でのそうした動きが見られる。今回のKKRの雇用の件は、そうした業界の動きをよく現している。
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