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『開成番長』が語るギャンブル漬け人生【2】  


「開成番長」繁田和貴氏
「開成番長」繁田和貴氏
 東京都杉並区の個別指導塾「TESTEA」塾長の繁田和貴氏は、東大を目指す 「男子御三家」のひとつ開成中学・高校から東大へ進学というエリートコースを歩む一方で、ギャンブル漬けの生活を送り、開成の異端児『開成番長』として名を馳せた破天荒な人物でした。「開成番長の勉強術」「開成番長の記憶術」(共に白夜書房)などの著書があり、若きカリスマ講師として受験界で注目を浴びる繁田氏に、波乱万丈な人生や教育論などについて伺いました。

開成中学時代~優等生のギャンブラー

 こうして開成中学に入学しましたが、最初から最後まで「ガリ勉」だった時代はなかったんですよ。

 最難関校ともいわれる開成は「ガリ勉が集まっている学校」というイメージがあるかもしれません。でも実際の開成は『やるときはやる、遊ぶ時は徹底的に遊ぶ』という「ガリ勉校」とはほど遠いもので、「バンカラ」という言葉が一番ぴったりの校風です。男くさい学校ですよー(笑い)。入学早々、開成の魂ともいうべき一大イベントである運動会に向けて、高3の指導のもと、礼儀や上下関係をびっしりとしごかれます。こうして開成の精神を学ぶのです。僕はそんな開成の校風が大好きでした。

 開成時代に、いわゆる「ガリ勉タイプ」では超一流にはなれない、本当に優秀な奴らというのはガリ勉ではないということに気付きましたね。本当に優秀な人間は、机の上での勉強だけできたって、そんなのは大したことじゃないとわかっているんですよ。ある方面でしか通用しないことばかりやるより、勉強以外のところにも時間を使う方が、長い人生の中では有益だとわかっているので、ガリ勉になることに価値を感じないのでしょう。そういう連中が開成には本当に多いんです。

 中1のときはまあまあの成績で、運動会後の中間試験では、クラス50人中9位でした。中間試験後から始まる部活はサッカー部に入部。当時Jリーグ開幕直後で、サッカーに興味がわいたという単純な理由でしたが、授業、部活、遊びと、当時はまっとうな学園生活でした。

 学年末に終業式の際、生徒が体育館に一堂に会し、成績優秀者の発表が行われます。開成では、学園を通じて評定平均が8・5以上だと「優等賞」、9・0以上だと「特別優等賞」として表彰されます。僕は7点台だったので、手が届きませんでしたが、一緒に遊んでいた友人が賞をもらったのを見てショックを受けました。一緒に遊んでいるのに、ちゃんとテストは点数を取っているのかと。悔しさがこみあげてきて、中2の目標として、学年末に優等賞で表彰されることを掲げました。

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