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復活の兆しを見せ始めた新興株市場

 新興株市場に個人資金が流入し始め、久しぶりに活況を呈している。大型株が堅調に推移し、この動きが小型株にも波及している形だ。これまで見放されていた新興株に、割安感があるのは確か。ただし、投資家の信頼感が完全に回復したとは言い切れず、まだ課題も残されているようだ。

 小型株の中でも人気は、PBR(株価純資産倍率)が1倍割れで、割安感が強い銘柄。また、ジャスダックの新株式指数「JASDAQ-TOP20」に連動したETFが大証に上場予定で、これが関心を集めていることも新興株市場見直し機運の一因のようだ。TOP20採用銘柄には、楽天、セブン銀行、マクドナルド、第一興商など、知名度の高い企業も含まれている。

 ただし、投資家の信頼を一度失ったことによる悪循環が、完全に解消したと判断していいのかはなお予断を許さない。財団法人ベンチャーエンタープライズセンターの調査によると、上場企業の73.1%が「投資家からの信頼確保のため、上場基準を厳しくすることはやむを得ない」と回答している。

 また、機関投資家は「新興株市場へのIPO基準として重視すべきもの」として、「事業の成長性」を挙げるのは当然ながら、同時に「内部管理体制の強化」「反社会勢力の排除等、コンプライアンスの強化」なども重視すべきと回答している。新興企業に対する投資家の信頼感が完全に回復するには、なお課題も残されているようだ。

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