2011年の投資は金を半分持て(中原圭介氏)
今の金融相場も来年には終わる

中原圭介氏が描く2011年のシナリオでは、株価は下げるということのようだ。
米連邦準備制度理事会(FRB)による追加の金融緩和政策が取られ、ダブついた資金が新興国市場をはじめ世界各国の株式市場に流れ込んでいる。だが、それは実態を伴わない上昇であり、この先はいつまで続くかまったくわからない。ましてや、もう打つべき景気刺激策はなさそうだ。さらに、2011年はこれまでのくすぶっていた問題が顕在化しそうな年でもある。
「欧州ではスペインやイタリアまで、財政危機の問題が波及していくかもしれませんし、米国では今なお住宅市場が弱いままで、家計のバランスシートの改善には時間がかかりそうです。また、中国をはじめとした新興国ではインフレリスクも払しょくできていない」
こうした危機が襲ってくれば、日本の株式市場への影響は?