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金利低迷でも上昇でもおいしい個人向け国債

長期金利の上昇をヘッジできる効果も期待


国債
 低金利の影響もあって、注目を浴びにくい「個人向け国債」。しかし、この7月には制度改正で、個人投資家には有利な金融商品となる予定だ。制度変更は個人投資家にも国債を買ってほしい政府のいわば〝キャンペーン〟であり、これを活用しない手はない。また、金利変動型を選べば、金利急騰のリスクを回避する手段になりうることにも注目だ。

 金利変動型の個人向け国債には、他の金融商品には期待できないメリットがある。それは市場金利の上昇と共に、適用金利が上昇することだ。固定金利型には、購入後に金利が上昇すると機会損失が生じる。つまり「早く買いすぎてしまった」ということになるリスクがあるが、金利変動型は半年ごとに実勢金利を反映して適用利率が変わるので、このリスクがない。

 BNPパリバ証券の島本幸治チーフストラテジストは、「保守的に運用したいと考える個人投資家にとっては、個人向け国債は魅力的な商品。資金を運用する際には調達側の事情を慮ることが必要で、投資家の幅を広げようとしている政府は個人投資家に有利に商品を設計している」と語る。銀行に預金しても結局銀行は国債を買っているわけで、なにも銀行に中間マージンを払う必要はないわけだ。

 「金利上昇に備えるなら、変動金利型の個人向け国債に投資することはお勧め。もっとも、日本の財政危機、日本からの資金逃避というような最悪のシナリオの場合には円安を伴うので、この場合には外貨建て金融商品に勝る投資先はない」(島本氏)。

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