世界一位は給料2500億円!稼いだヘッジファンド・マネージャー・ランキング2008
エネルギー取引の神童がソロス氏を倒した
2位だったジョン・ポールソン氏(53)は「金融恐慌から10億ドルを作った男として覚えられるでしょう」とアルファマガジンが評している。サブプライムローン関連証券の下落に目を付けて、ショートに賭けたり、英銀行株も空売りすることで巨額の利を得た。個人資産は60億ドルに達している。4位ジョージ・ソロス氏(78)も、2008年当初は大きな損失を出しているとも言われたが、持ち直した。
そして注目すべきは、名だたる老雄たちに混じって大健闘した、3位のジョン・アーノルド氏(34)だった。テキサスを拠点にケンタウルスエナジーを運営し、主に天然ガスなどのエネルギー関連を専門に動かしている。
そのバックグラウンドは、エンロンにある。原油先物のトレーダーとしてすぐに頭角を現し、神童とも呼ばれた。2002年に同社の経営破たん後に、自身のポケットマネー8億円で今の会社を設立した。早くも3強の一角を崩す成績を残し、今後の活躍が大いに期待されている。現在の自身の総資産は27億ドルで、数年後にはシモンズ氏を超えているかもしれない。
また、他の若手では、9位タイのウィントン・キャピタル・マネージメントを運営する47歳のデヴィッド・ハーディング氏、同じく9位、アラン・ハワード氏(45)も注目されている。
その他の主だったマネージャーの経歴を挙げておく。6位、ブルース・コブナー氏(64)は元タクシー運転手、7位のデヴィッド・ショー氏(57)は従業員1700人を擁する世界最大規模のファンド会社を率いている。8位スタンリー・ドラッケンミラー氏は、ソロス氏の愛弟子となりクォンタムファンドの運用を任されたほどで、独立以来の成績も平均して年率30%以上のリターンを上げてきた。
もちろん、ここで取り上げたマネージャーはごく一部で、世界には様々な手法を駆使して、毎年大きなリターンを上げる個性的なファンドマネージャーたちが多数いるのは言うまでもない。
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