いまさら聞けない「ヘッジファンド」って何?
意外と知られていないヘッジファンドの基礎知識

岡村氏によると「財務担当の方々はある程度の知識を備えているが、資金運用手段に関して株主から尋ねられることの多い企業のIR担当の方々は、講演などで『まず、ヘッジファンドとはどのようなものかについて学びたい』というニーズが高い」とのこと。
そもそもヘッジファンドとは何か? まず、「伝統的な投資信託と比較することで、ヘッジファンドの特徴が分かる。オルタナティブと呼ばれるファンドの中で上場商品に主に投資をするのがヘッジファンドだ」(岡村氏)。
ヘッジファンドと投資信託を比較すると、以下のような違いがあることがわかる。
【目標】
ヘッジファンド=上昇相場/下降相場を問わず、プラスのリターンを目指し、絶対リターンを追求 ⇔ 投資信託=比較対象となる株式指数などベンチマークを上回る、相対リターンを追求
【投資家】
ヘッジファンド=ほとんどのファンドで、最低投資単位が1億円以上であり、機関投資家や富裕層投資家などに限られる ⇔ 投資信託=数千円/数万円から、ほとんどの商品について投資が可能であり、個人投資家を含む幅広い層が投資
【投資スタイル】
ヘッジファンド=レバレッジ (借り入れをテコに元本の何倍もの資金を運用する)や、空売り、デリバティブの利用など非常に幅広い ⇔ 投資信託=レバレッジや空売りを行わず、基本的に現物の商品の売買のみ。一部、デリバティブを利用するものも存在する
【報酬体系】
ヘッジファンド=預かり資産金額の1-2%の管理手数料に加え、毎年のリターンの10-25%を成功報酬として受け取る ⇔ 基本的に、預かり資産に連動した管理報酬のみ
ヘッジファンドはここ20年で急速に規模を拡大してきたが、投資信託など他の金融市場全体と比較するとまだまだ小規模。2009年末の市場規模で、投資信託が約2000兆円に達する一方、ヘッジファンドは約150兆円にとどまる。
最近の傾向として、「ファンド全体の本数が増加しているにもかかわらず、上位100ファンドが市場全体に占める割合は増加傾向にある」(岡村氏)という。
なお、2009年時点のヘッジファンドの、ファンド規模順の上位10社は以下の通り。
1)ブリッジウォーター アソシエイツ 5.1兆円
2)J.Pモルガン 4.1兆円
3)ポールソン& Co. 3.1兆円
4)ソロス・ファンド・マネジメント 2.7兆円
5)オクジフ キャピタル・マネジメント・グループ 2.5兆円
6)ブラックロック 2.3兆円
7)アンジェロ ゴードン& Co. 2.3兆円
8)バウポスト グループ 2.2兆円
9)ファラロン キャピタル マネジメント 2.0兆円
10)キング ストリート キャピタル マネジメント 1.9兆円
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S&S Investmentsは岡村聡氏と岡村さとみ氏の夫婦で運営する、設立してまだ半年の新しい会社。家計管理 (家計の見直し、生命保険/住宅ローンの選び方、人生設計の立てかた)から、様々なレベルの方に向けた投資のアドバイス (投資計画の立て方、金融機関の選択方法、商品の評価方法、海外投資など)を、セミナーによりレクチャーする。もちろんヘッジファンドに関するより詳しい分析を聞くことも可能。
ホームページはhttp://ssinvestments25.com//
09-10年と海外投資を中心に資産運用を行い、年率約25%のリターンを達成。3年後をめどに、自身でのヘッジファンドの設立を予定している。

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