カルロス・スリム氏、3月末に新美術館をメキシコにオープン
スリム氏は、すでに「ソウマヤ美術館」という名前の小規模な美術館を1994年よりメキシコ市南部で運営しているが、今回の美術館はそれに取って代わる大規模なものになる。約28億円の建設費用はすべてスリム氏の財団が出資しており、入場料は無料になるという。
美術館の設計を手がけたのは、スリム氏の娘婿の建築家、フェルナンド・ロメロ氏。6階建てで展示スペースは約6000平米あり、図書館、カフェテリア、美術品の倉庫などが入る。
展示作品には、地元メキシコの画家ディエゴ・リベラやホセ・クレメンテ・オロスコなどの作品のほか、パブロ・ピカソやエル・グレコ、サルバドール・ダリなど欧州の巨匠画家の作品、スリム氏がコレクションした18世紀のコインなどが含まれると見られている。
スリム氏はブルームバーグのインタビューに対し、「この美術館は、海外旅行に出かけることができないメキシコ人のためのものです。自国にいながらにして、彼らが芸術に触れることができるようにしたい」と語っている。
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