富豪のステイタスの一つとなった中国茶
産地まで高級車で乗り付ける

日本で桜が満開になる4月上旬は、中国ではちょうど「清明節」の時期。これは日本で言うお盆に当たる年中行事で、この時に摘まれる緑茶は、香りと甘みがあり、高級とされている。特に清明節の直前に摘んだ茶葉は「明前茶」と呼ばれ、緑茶の最高級品だ。
清明節になると、杭州付近にある『西湖龍井(中国の代表的な緑茶)』の産地は、いつもの静かな雰囲気が一転し、賑やかな市場となる。狭い村の道に沢山の車が押し寄せるが、良く見るとそれらは皆、外車などの高級車ばかりだ。彼らは、上海からブランド茶を買い求めにやってきた“セレブ”たちだ。
「この産地の龍井茶、とりわけ清明節の時の初摘み茶はとても有名です。中国にお金持ちが増えるに従って、お茶の値段も上がっています」こう話すのは、40年以上お茶の生産に携わってきたという徐さんだ。
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