東電株が爆上げ、他の電力株は全面安
東電の負担額は2~3兆円として、他は政府と各電力会社が支援する形だという。メリルリンチ証券のリポートでは賠償額は10兆円以上とされていたが、この救済策を実行すれば、国有化はなくなることになる。
ただし、イチ企業と国の責任を、業界にも押しつけるという強引な決着手法が実行されるなら、大きな避難を免れないだろう。特に、東電から他の電力株に乗り換えた投資家にとれば、目も当てられない結果だ。
一方で、こうしたことを見越して買いを入れていた投資家は、現時点においては、まさにディストレス投資のお手本のケースとなろう。

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