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原発危機に立ち上がった60歳以上の「シニア決死隊」

復旧作業が続いている福島第一原子力発電所。しかし、本当の収束はいつになるのか、まだ誰にもわからない。というよりも、相当数の作業員が必要となることは予想できる。そんな国難を見かねて、現役を引退したシニアの元エンジニアたちが「福島原発暴発阻止行動プロジェクト」を立ち上げた。

福島原発OBも参加?

 俺たちがやらなきゃ誰がやる!


福島第一原子力発電所
福島第一原子力発電所に集まった作業員(東京電力撮影)
 この呼びかけ人となった山田恭暉さん(72)は「色々な案は出ているけど、でもそれはだれがやるのとなった時にわれわれしかいないじゃないですか。次の世代の人たちに行かせて被害に遭わせるよりも、年齢的にも放射線量の害も少ないわれわれの世代が、持っている技術を集めて、やらなければダメだと考えたんです」と話す。

 参加資格は60歳以上で現場作業に耐えうる体力と経験を持っていることだ。そして、実際に募集をスタートしてから現在で1カ月弱となるが、ともに現場で働きたいという人が約50人、そして趣旨に賛同するという人が約260人いるのだという。

 暴発を防ぐためには一時的な対応でなく、10年単位で作動する冷却設備を設置し、故障することなく運転しなければならない。 それを、すでに高度に放射能汚染された環境下で行う。そのために、大量の人数が必要となることは言うまでもなく、しかも経験がなくてはならない。

 現場での作業を希望する人たちの中には、かつて福島第一原発で働いていた経験があるという人からも応募があったのだという。まさに心強い限りだ。日本も捨てたものではない。

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